今回、宮古島での滞在中に訪れたかったのが、最近観光客の間で絶景スポットとして注目を集めている伊良部島の「三角点」だ。
三角点の場所は、宮古島から伊良部大橋で繋がっている伊良部島の北東、フナウサギバナタ展望台と佐良浜集落の間にある。地図は以下を参照にして欲しい。
三角点への行き方(アクセス)だが、ほとんどの人は車を利用すると思う。僕は残念なことにレンタルバイクが多良間島で故障してしまったので、宮古島から三角点までバスと徒歩を利用して行くことにした。伊良部島へのバスでの行き方に関しては以下の記事を参照して欲しい。
参照:宮古島から伊良部島の佐良浜港をバスで訪れ、「魚市場いちわ」で海鮮丼ランチを堪能
伊良部島の東にある佐良浜集落の佐良浜港でバスを降り、集落から海沿いの道をフナウサギバナタ展望台がある方角(北西)に歩いて行く。佐良浜港から三角点までは3kmちょいと、意外と近い。三角点からフナウサギバナタ展望台までは1.5kmくらいだ。集落を抜けると、何もない道がひたすら真っ直ぐ続く。
三角点付近には案内板などがないので入り口が分かりづらい。道路にある水色の「BIKE」という文字が目印だ。以下の写真は僕の進行方向とは反対、フナウサギバナタ展望台から佐良浜集落に向けて撮ったものだ。ここを少し進んだ左側(海側)に三角点の入り口がある。
なお、三角点は観光スポットとして整備されているわけではないので駐車場はないが、観光客で溢れかえりでもしない限り、道路に停めるスペースはいくらでもある。
三角点への入り口は道路の縁石が緑色に塗られているとの情報を得ていたが、風化のせいか、はたまた老眼のせいか、ほとんど判別は付かなかった。
木々の間を抜け三角点の絶景ポイントに到着。途中木が行く手を塞いでおり、かなりかがまなければ通れない箇所もあった。
三角点から見る海は美しい。フナウサギバナタ展望台にも以前行ったことがあるが、こちらの方が何というか迫力がある。ここからはウミガメも見ることができるようなので、双眼鏡を持参するのも良いかも知れない。
ここはかなりの高所で、まさに断崖絶壁という言葉が当てはまる。足場も狭く、数人でぎゅうぎゅう詰めになりそうだ。くれぐれも人を驚かしたりしないようにしよう。手すりなどは何もなく、転落したら間違いなくあの世行きである。唯一の救いは、伊良部島の綺麗な海を見ながら旅立てると言うことだろうか。
この日は風も強かったので足がすくむ。高所恐怖症の人は要注意だ。最近はインスタ映えする写真を撮るのが流行っているが、そのうち観光客が無理な写真を撮ろうとして事故が起こって立入禁止になってしまわないかと不安である。なお、三角点は立入禁止になったという噂をネットで見かけたが、2017年11月現在入ることができた。
三角点の左側には、遠くにフナウサギバナタ展望台を見ることができる。サシバがこれから正に大空に飛び立つと言わんばかりである。
右側は集落の方向だ。眼下の海が丁度三角形のように見えるのが面白い。ちなみに三角点とは、三角測量の際の基準点のことである。三角測量が気になる方はググって欲しい。
今年の宮古島滞在中(2017年10月末~11月末)は天気が悪い日が多く、毎日のように雨が降っていた。この日も曇りで時折小雨がぱらついており綺麗な空の青さは見られなかったが、それでも三角点から見る伊良部島の青い海は美しかった。かなりの高所に若干の恐怖を覚えたが、自然が作り出す絶景に心癒やされ、再び徒歩で三角点を後にした。
伊良部島には絶景ポイントが多く、隣接する下地島の17エンドから見る海と夕日もおすすめなので、合わせて訪れてみて欲しい。
参照:下地島空港の17エンドから見る絶景の夕日(サンセット)