宮古島一の繁華街・西里大通りを東に抜けて人通りの少ない通りを真っ直ぐ進むと、「酒と旅 ガリンペイロ」というダイニングバーがある。僕が宮古島に来たときには頻繁に訪れるおすすめのバーだ。「ガリンペイロ(garimpeiro)」とは、ポルトガル語で「金鉱採掘人」を意味するらしい。
東京の自由が丘にでもありそうなおしゃれなワインバーである。テーブル席もあるがカウンター席がメインで、一人でも気軽に入ることが出来る。
宮古島に初めて来たのはもう10年以上も前になるが、ここ10年くらいで宮古島のバーの数はかなり増えたように思う。宮古島でバーを経営している人には本州(沖縄では「内地」と言う)から移住してきた人も多く、このバーのマスターも確か関東出身だった。
「酒と旅 ガリンペイロ」では食事のメニューも豊富で、なかなか美味しいのでバー巡りの一軒目に行くことが多い。
ワインバーらしく、ワインやカクテルを始めとするドリンクメニューも豊富だ。僕が宮古島を訪れるのは毎年ボジョレー・ヌーボーが解禁する11月ということもあって、その他のグラスワインに加えて、せっかくなのでボジョレー・ヌーボーをいただくことも多い。ビールは宮古島では珍しく僕の好きな「よなよなエール」が何種類か置いてある。
僕が「酒と旅 ガリンペイロ」でいただいたものを、以下にいくつかご紹介していきたい。まずは前菜やおつまみから。
どれもお酒との相性は抜群だが、この中で僕の一番のお気に入りは「塩豚とトマト」だ。続いてはメインディッシュ。
僕がこのお店で食事をするとき、メインディッシュとして一番よく食べるのがパスタである。中でも、イタリア語で「娼婦風」を意味するプッタネスカはおすすめだ。オリーブやアンチョビが入ったトマトソースが美味い。辛いのが好きな僕はハバネロソースをかけていただく。
料理はどれも美味しいので、その日の気分に合わせて選んで欲しい。「酒と旅 ガリンペイロ」はダイニングバーということもあって沖縄料理らしいものはほとんど置いていないのだが、沖縄料理が食べたくなったら「とろ〜りチーズのタコライス」がおすすめだ。ちなみにタコライスとはメキシコ料理のタコスの具をご飯の上に乗せた沖縄料理である。
このお店もそうだが、宮古島のバーではチャージを取らないところが多く、料理やドリンクの値段も基本的には東京なんかに比べると安い。値段が安く、人も少なくてのんびり出来るところが良いのだが、ついつい飲み歩いてしまうのが問題だ。
「酒と旅 ガリンペイロ」は一人でも入りやすくて、食事もできるバーを探している方にはおすすめのお店だ。
「酒と旅 ガリンペイロ」所在地:宮古島市平良西里567