宮古島北部の狩俣(かりまた)半島に「間那津海岸(まなつかいがん)」と呼ばれる穴場ビーチがあると聞いたので行ってみることにした。
宮古島市街地(宮古島市役所付近)から間那津海岸までは8km程度だ。車だと20分もかからない。僕はこの日は強い風が吹き付ける中、市街地から池間島方面へとバイクを走らせた。
狩俣半島を南北に走る県道230号線を北に少し走ると左側にある「間那津」と書かれた標識が目印だ。道路の右側には伊勢海老定食が人気の「お食事処まなつ」がある。
標識があるところを左に曲がると、サトウキビ畑に囲まれた海へと続くでこぼこの田舎道がある。なんとも沖縄らしい風景である。
突き当たりを右に曲がり、海沿いの道路を少し進むと間那津海岸へと続く道がある。標識など何もないので入り口は分かりづらい。いかにも秘密のビーチへの入り口といった感じがする。
がたがたと揺られながらでこぼこ道を進むと、防波堤に囲まれた色鮮やかな海が見えてきた。防波堤付近には若干だが車が停められそうなスペースもある。
間那津海岸のビーチには、まるで砂山ビーチを彷彿させる天然の岩のトンネルがあり、トンネルからは、宮古島の人気ビーチに勝るとも劣らない綺麗な海を望むことができる。
左側にももう一つトンネルがあり、トンネル内のごつごつとした岩場を進んでいくと、岩礁に囲まれた別のビーチがある。人がいなくてプライベート感たっぷりで、まさにシークレットビーチと呼ぶにふさわしい。宮古島歴が長い僕でも、こんなビーチがあるなんて知らなかった。
このビーチの砂浜は砂山ビーチのようにさらさらとした砂浜ではなく珊瑚礁でごつごつとしており歩きにくいが、一日中、時を忘れてのんびりと過ごしたいと思わせてくれるビーチである。海の透明度も高く、シュノーケリングをしても楽しそうだ。
間那津海岸、宮古島で穴場ビーチを探している人にはおすすめのビーチだ。