宮古島のシュノーケリングスポットとして人気の新城海岸へ行ってきた。「新城」の読み方は「あらぐすく」となる。沖縄によくある苗字の「しんじょう」ではないので気をつけよう。
宮古島には他にも池間島の北にある八重干瀬(やびじ)などの有名なシュノーケリングスポットがあるが、新城海岸は近くの吉野海岸と並んで、気軽にビーチエントリーでシュノーケリングが楽しめるので、僕のようにツアーに参加したくない方にはおすすめだ。
新城海岸は宮古島の南東部分、東平安名崎(ひがしへんなざき)の近くにある。新城海岸への行き方(アクセス)だが、新城海岸には無料の駐車場があるので、車やバイクで行くのがおすすめだ。ルートによって変わるが、市街地からの所要時間は30分~1時間程度となる。
僕はこの日はレンタルバイクを使用して、宮古島市街地から宮古島の南を走る県道235号線を走り、東平安名崎を観光してから新城海岸に行くことにした。県道235号線は海の絶景が楽しめるおすすめのドライブコースだ。
東平安名崎から池間島方面に向かって北に伸びる県道83号線をしばらく走ると、まずは吉野海岸の入り口が見えてくる。道路に標識があるので分かりやすい。
当初は吉野海岸でシュノーケリングをしようと思っていたのだが、駐車場まで行ったところ、11月ということもあってか駐車場にあるレンタルショップは閉まっており、有料(500円)と書かれた駐車場には誰もいないようだったので、隣の新城海岸に行くことにした。
新城海岸は吉野海岸から北に少し(2~3kmくらい)行ったところにある。県道83号線を北に走ると、道路の左側に「新城海岸」と書かれた目印の石がある。
この石があるところを右に曲がって坂道を下りていくと新城海岸の駐車場とビーチへの入り口がある。現在新しい駐車場も建設中のようだ。駐車場付近ではレンタルショップが2軒ほど営業しており、バイクを降りてビーチに近づいていくとフレンドリーなスタッフの人が話しかけてきた。駐車場の近くには更衣室とシャワーもあるので安心だ。
駐車場近くで営業している「海の家わーら(公式サイトはこちら)」でシュノーケル(500円)とマスク(500円)をレンタルすることにした。この2点を借りるとシューズを無料で付けてくれる。新城海岸にはロッカーはないようだったが、レンタルショップで貴重品を預かってくれる。
ビーチ入り口から奥に進むと、砂浜にテーブルが並べられている。この日は11月だったが、この時期は海の家は営業していないようだった。自動販売機もないので、この時期にビーチでランチを楽しみたいのであれば、食べ物や飲み物は持参する必要がある。
新城海岸に到着したのは丁度お昼過ぎの干潮時刻だった。この日の満潮時刻は午後6時30分頃。干潮時刻・満潮時刻は日によって大きく異なるので、気になる人は事前に気象庁のウェブサイトなどで確認しよう。
宮古島は11月でも天気が良ければ十分に泳ぐことが出来る。この日は見事な晴天で、海水も温かく、海に入っている人も多かった。宮古島にも外国人観光客が増えたのか、ビーチでは最近よく外国人の姿を目にする。
さすがの宮古島、海の透明度は高く、海中では多くの魚を見ることが出来た。ビーチから入ってすぐのところにも、ニモとして有名なカクレクマノミがいた。ニモがいるスポットにはご丁寧に目印のブイも浮いている。
新城海岸の周辺にはウミガメも多いらしく、運が良ければウミガメを見ることも出来るだろう。
海に入ったのは干潮時刻だったのでかなり遠くまで歩いて行くことが出来た。サンゴが邪魔で泳ぎづらい箇所もあったが、水温も高く快適なシュノーケリングで、海から上がっても肌寒さを感じることはなかった。
市街地から数十分程度にもかかわらず、こんな綺麗な海でシュノーケリングが楽しめるなんて何とも贅沢な話である。宮古島のビーチで気軽にシュノーケリングを楽しみたい方は、是非一度新城海岸を訪れてみて欲しい。