主にタイとフィリピンの島々を巡った前回の旅から帰国して約1ヶ月が経過した。タイのリペ島に関しては以前リペ島(Koh Lipe)の思い出の記事で記載したので、今回はフィリピンのセブ島について雑感を書いてみたい。
まず、率直に言ってセブシティは退屈な街だった。フィリピン第2の都市と言われているだけあってそれなりに都会だ(第2の都市はダバオとも言われている)。でも、僕は都会が好きではなく、街中を歩いたりショッピングをしたりするのにはあまり興味がない。「じゃあ都会に行くなよ」なんて声も聞こえてきそうであるが、初めての国に行くときはなるべく人の集まる都市部に滞在するようにしている。
今回はフィリピン自体が初だったこともあり、マイナーな地方に行くのは若干不安だったので、主にセブ島の中心部であるセブシティに滞在した。やはり、勝手が分からない国を初めて訪れるときは利便性の良い都市部に滞在してその国の文化や習慣に慣れた方が安心だ。特に発展途上国においては、勝手が分からないまま人の少ない田舎に行ったりしてトラブルに巻き込まれたりすると困る。現地の言葉が分からないのであればなおさらだ。
さて、セブシティであるが、セブ島はリゾート地として有名な島なのでもっとリゾート感にあふれているのではないかと思っていたのだが、実際に訪れてみると明かりが少なく、古い建物も多くてリゾート地といった感じとはほど遠かった。
レストランやバー、クラブの数は結構あるのでナイトライフはそれなりに楽しめると思うが、ナイトライフが目的であればタイのバンコクなんかに行った方がはるかに良いと思う。僕の場合都市部に滞在していると日中はあまり出歩くことがなく夜に飲み歩くことになるのだが、今回は友達が2人いたおかげでセブ島の夜を楽しむことが出来た。僕1人だったらホテルに閉じこもっていたかもしれない。せいぜいレストランで食事をしてバーで1~2杯飲んで帰るくらいだろうか。
日本人が抱いているセブ島のイメージと言うと、マクタン島のビーチ沿いのリゾートホテルの方が近いかもしれない。確かにマクタン島でのアイランド・ホッピングはリゾート感たっぷりで最高だった。やはり7,000以上の島々からなるフィリピンを訪れるのであれば、都市部ではなくより海に近い離島に滞在する方がフィリピンの魅力を満喫できるだろう。もし、セブ島を訪れて街中の景色に嫌気が差したのであれば、セブ島の北端の西にある小さな島、バンタヤン島を訪れてみて欲しい。そこではまさにフィリピンの離島と言った感じのリゾート気分が味わえるだろう。
マクタン島でのアイランド・ホッピングとバンタヤン島での滞在は素晴らしかったものの、滞在期間の多くを費やしたセブシティではあまり賑やかとは言えないバーで飲み歩いていた記憶しかない。次回フィリピンを訪れるときは、海の綺麗な穏やかな島でのんびりと過ごしてみたい。フィリピンの人たちによるとパラワン島がお勧めみたいなので、次回のフィリピンへの旅はマニラに少し滞在してからパラワン島に向かうのが良いかもしれない。