宮古神社(みやこじんじゃ)は1590年(天正十八年)に建立された神社で、熊野三神と豊見親三神が祀られている。神社本庁包括下の神社としては日本最南端の神社だ。ちなみにその他の神社も含めると、日本最南端の神社は新城島にある人魚神社らしい。
宮古神社は平良港のすぐ近くにあるので、アクセスも至便だ。僕はすぐ近くのマンションに滞在しているので、この日は歩いて宮古神社までやって来た。宮古島市街地からだと歩いて行けるが、駐車場も数台分あるようだ。
入り口にある鳥居をくぐって階段を登る。現在の建物は2010年に建てられたもののようで、新しくて綺麗な神社である。階段には高級感さえ漂っている。
階段を登ると、宮古神社と神社へと続く鳥居が見えてくる。いかにも沖縄の神社といった色鮮やかな神社が宮古島の青い空に映える。
宮古島は島全体がパワースポットだという噂を良く耳にする。その島にある神社というのは凄いパワーを秘めていそうだ。人生に迷っている人はご利益を求めて参拝するのも良いかも知れない。
御祈祷(御祈願)の受付は本殿の隣にある社務所で行っている。受付時間(営業時間)は9:00から17:00までのようだ。詳細に関しては宮古神社の公式サイトを確認して欲しい。なお、御朱印ももらえるようだが、社務所には人がいないこともあるようだ。
社務所では各種お守りも販売しており、おみくじも引ける。せっかくなのでおみくじ(100円)を引いてみたが、小吉だった。なんとも地味な結果だったが、おみくじに書いてある「胸の苦しみ、心のもだえ、よくよく考えて見れば、我身びいき身勝手から起っている」という言葉が胸に響いた。
本殿の扉は閉じられており、中に入ることは出来なかった。本殿の前にあるお賽銭箱に小銭を入れてお祈りをするのだが、僕はいつも願い事に困る。「元気に生きてて良かった」くらいのことしか思いつかない。もはや願い事ですらなく老人のようなコメントである。
宮古神社の境内には芝生が広がっており、境内からは宮古島の街並み、伊良部大橋や平良港を望むことが出来る。
青い空に映える色鮮やかな神社、そして神社から見える綺麗な景色・・・なんだかとても癒やされる。人も少ないし、のんびりと景色を楽しむだけでも来る価値はあるだろう。宮古島に来たら旅の安全祈願も兼ねて一度は訪れたい場所である。
なお、宮古神社の近くには宮古島の有名な聖地である漲水御嶽(はりみずうたき)があるが、工事中だったため中に入ることは出来なかった。また次回訪れる事にしよう。
宮古神社(みやこじんじゃ)所在地:宮古島市平良字西里5-1