高槻おすすめグルメ・ふぐ料理専門店「ふぐ義(ふぐよし)」でてっちりやてっさを堪能

てっちり(ふぐ鍋)の出来上がり

秋も深まり、鍋の季節がやって来た。

何か美味しい鍋料理はないかとネットで探していたところ、安いてっちり(ふぐ鍋)のコースが見つかったので、司法書士試験合格のお祝いを兼ねてふぐ鍋をいただくことにした。ちなみにふぐ(フグ)は漢字では一般的に「河豚」と書く。

ふぐ料理専門店「ふぐ義(ふぐよし)」はJR高槻駅と阪急高槻市駅の間、各駅から徒歩5分くらいのところにある。このお店の前は頻繁に通るのでずっと気になっていたのだが、中に入るのは今回が初めてである。

「ふぐ義(ふぐよし)」外観

「ふぐ義(ふぐよし)」外観

僕はふぐは好きなのだが、他の魚に比べて取り立てて美味しいとは思わない。ふぐ料理専門店と言うと値段が高いイメージがあったので、これまでは色々な魚を堪能出来る他のお店に入ることが多かった。

しかし、今回ネット(ホットペッパーグルメ)で予約した「ふぐ義コース」は10月限定で通常は5,800円(税抜)のところが3,980円(税抜)だった。コースの内容は後述するが、様々なふぐ料理が入ってこの値段は激安である。

「ふぐ義」は人気店のようで、残念ながら座敷は空いていなかったのでテーブル席に案内される。生ビール(プレミアムモルツ)を飲みながらふぐ料理が運ばれてくるのを待つ。

生ビール(プレミアムモルツ)中

生ビール(プレミアムモルツ)中

まずはてっさ(ふぐ刺し)、皮湯引き(皮刺し)、煮こごり(コラーゲン)がやって来た。簡単に説明すると、てっさはふぐの刺身で、皮湯引きはふぐの皮を湯通ししてから細く切ったもの、煮こごりはふぐの皮を煮込んだ出汁を冷やして固めたものだ。なお、このお店のふぐは国産とらふぐを使用している。

左から煮こごり、てっさ、皮湯引き

左から煮こごり、てっさ、皮湯引き

どれも新鮮で美味しい。やはりたまに食べるスーパーのふぐ刺しとは違う。煮こごりは一見刺身をつけるポン酢と間違えそうになるが、中にゼリーのようなものが入っている。プルプルで美肌に効果がありそうだ。

続いてふぐの唐揚げがやって来た。すだちを搾って塩をかけていただく。ふぐは淡泊でさっぱりした味で、ほとんどの料理はポン酢でいただくので、アクセントに唐揚げは欲しいところだ。

とらふぐの唐揚げ

とらふぐの唐揚げ

値段が安かったのでそれほど期待はしていなかったのだが、「ふぐ義コース」は思ったよりも量が多く、ここまででもかなり満足だ。続いてメイン料理のてっちり(ふぐ鍋)の具材がやって来た。

てっちり(ふぐ鍋)の具材

てっちり(ふぐ鍋)の具材

写真では伝わらないのが残念だが、ふぐの身はまるで心臓のようにピクピクと動いている。日本人でも驚きなのだから、外国人が見たら「オーマイゴッド!」となるだろう。

ピクピク動きます

ピクピク動きます

2人前だが結構ボリュームがある。具材を鍋に投入し、火が通るまでしばし待つ。

てっちり(ふぐ鍋)の出来上がり

てっちり(ふぐ鍋)の出来上がり

てっちりのふぐは、ぷりぷりした食感が最高に美味しい。やはり白身の魚は鍋で食べるのが一番だ。日本人に生まれて良かった・・・と思うひとときである。

ふぐのぷりぷりした食感がたまらない

ふぐのぷりぷりした食感がたまらない

このお店はお酒の種類も豊富にある。ビールの後はおすすめメニューのひれ酒をいただいた。ひれ酒は焼いたふぐのひれに熱燗を注いで蒸らしたものだ。

ふぐのひれ酒

ふぐのひれ酒

ひれ酒は初めて飲んだのだが、まぁ、日本酒は美味しいけれど正直なんでひれが入っているのかよく分からない。ふぐ料理を食べながら飲んでいるから味がよく分からないのだろうか。冬にこたつに入りながらひれ酒だけをじっくりと味わうと美味しいのかもしれない。いずれにせよ、僕もまだまだ若いようだ。

最後には締めの雑炊がやって来た。ふぐの出汁が出たスープにご飯と卵を投入し、出来上がったらポン酢をたらしていただく。サッパリとして締めには最高の一品である。

最後には雑炊をいただく

最後には雑炊をいただく

残念ながら、僕もすっかり出来上がっていたのか雑炊の写真を撮るのを忘れてしまった。食事だけでなく会話に夢中になっているとついつい忘れてしまう。複数人で食事に行くときの悩みである。

これだけの量のふぐを食べたのは生まれて初めてかもしれない。身も心も温まって、大満足でお店を後にした。ご馳走様でした。

「ふぐ義(ふぐよし)」所在地:大阪府高槻市高槻町11-21(ホットペッパーグルメで予約する