九龍からビクトリアピークへのスターフェリー、バス、トラムを使った行き方(アクセス)

スターフェリーから見る九龍半島

香港で最も有名な観光名所、ビクトリアピーク(Victoria Peak)へのスターフェリー、バス、トラムを使った行き方(アクセス)をご紹介したい。ビクトリアピークから見る香港の景色と夜景は有名で、香港に来たら一度は訪れたい場所だ。

僕は人混みは嫌いだし、一人旅ということもあってロマンチックな夜景はそれほど必要としていないので、夜は混雑していると思い、昼間にビクトリアピークに行くことにした。

ビクトリアピークは香港島にある。九龍半島から香港島まではMTR(地下鉄)で行くこともできるが、せっかくの機会にスターフェリーを利用して行くことにした。スターフェリー乗り場「天星碼頭(Star Ferry Pier)」は、九龍半島の南端、尖沙咀(チムサーチョイ)にある。

九龍の油麻地(ヤウマテイ)にある滞在ホテルを出発し、彌敦道(ネイザンロード)を南に真っ直ぐ進んでまずは尖沙咀プロムナードへ。

尖沙咀(チムサーチョイ)プロムナード

尖沙咀(チムサーチョイ)プロムナード

尖沙咀プロムナードを海沿いに西へ進むとスターフェリー乗り場がある。「住中環(TO CENTRAL)」と書かれた右側の乗り場へと向かう。

スターフェリー乗り場「天星碼頭(Star Ferry Pier)」

スターフェリー乗り場「天星碼頭(Star Ferry Pier)」

オクトパスカード(ICカード)も使えるが、この時はまだ入手していなかったので、改札口近くにある自動販売機でトークン(コイン型切符)を購入する。この日は土曜日で、スターフェリーの料金は3.7ドルだった。土日祝日は値段が上がるようだ。

セントラル(中環)行きの改札口へ向かう

セントラル(中環)行きの改札口へ向かう

しばらく待ってフェリーに搭乗。船内はまあまあ混んでいた。写真を撮るため窓際の席に座りたかったのだが、残念ながら観光客らしき白人のお姉さんが先に座っていたのでその隣に座ることにした。

スターフェリーの船内

スターフェリーの船内

スターフェリーから見る香港島

スターフェリーから見る香港島

フェリーが港を離れ、首からぶら下げたミラーレス一眼カメラでフェリーからパシャパシャと写真を撮っていたところ、途中で隣に座っていたお姉さんが親切に窓際の席を譲ってくれた。煩わしいと思ったのかもしれない。この日は天気が良く、フェリーから見る景色は美しかった。

スターフェリーから見る九龍半島

スターフェリーから見る九龍半島

フェリーの乗船時間は数分程度だ。セントラル(中環)に到着後は、バスに乗ってビクトリアピークのトラム(ピークトラム)乗り場へ向かう。

フェリーを降りて左手に進むと、バス乗り場がある。ピークトラム乗り場へ向かうバスの番号は15Cだ。紛らわしいのだが、乗り場にはDと書かれているので迷わないように気を付けよう。バス停から見える大きな観覧車が目印だ。

15Cのバス乗り場(D)

15Cのバス乗り場(D)

バス停からは大きな観覧車が見える

バス停からは大きな観覧車が見える

バスの料金は4.2ドル。バスの運行時間は10:00~23:40 で、平日は15~20分おき、土日祝日は10~15分おきに走っているようだ。バスの料金と時刻表は公式サイト(英語)で最新状況を確認して欲しい。バス番号(15C)で検索すると確認することが可能だ。

ピークトラム乗り場までの所要時間は10分もかからなかったように思う。ピークトラム乗り場の前には、道路を挟んで長蛇の列ができていた。さすが香港ナンバー1の観光スポットだ。

待ち時間は1時間なんて書かれていたが、しょうがないので列に並ぶことにした。「マダム・タッソー蝋人形館」のチケットも合わせて買うと並ばなくて良いようだったが、残念ながら興味がない。なんだか中国人っぽい商売のやり方だ。

ピークトラム(Peak Tram)乗り場

ピークトラム(Peak Tram)乗り場

ピークトラム乗り場には長蛇の列ができていた

ピークトラム乗り場には長蛇の列ができていた

猛暑の中しばらく行列に並び、ようやくピークトラムのチケット売り場へ。ピークトラムの営業時間は7:00~24:00までらしい。料金は、展望台「スカイテラス428」の入場券とセットになった「ピークトラム・スカイパス」が往復で90ドルだった。ビルの展望台の料金というのはどこの国でも高いものだが、物価の高い香港にしては割安に感じる。せっかくなので「ピークトラム・スカイパス」を購入することにした。

なお、ビクトリアピークへの行き方や料金は、公式サイト(日本語)にも記載されているので、こちらも合わせて参考にして欲しい。

ピークトラム乗り場には、トラムの歴史を知ることができる展示物が並んでいる。ピークトラムは1888年の開業で、香港で最初の公共交通機関らしい。

ピークトラム乗り場の展示物

ピークトラム乗り場の展示物

ピークトラム乗り場の展示物

ピークトラム乗り場の展示物

しばらく待っていると、トラムがやって来た。最後尾に並んでいたせいか、座席には座ることができず、不安定な場所で立つ羽目になってしまった。トラムからの景色は綺麗だが、結構急角度で進むので、残念ながら景色を楽しんでいる余裕はなかった。トラムの座席は右側(上りの場合)の方が景色が良いのでおすすめだ。特に最後尾からの景色は壮観らしい。

ピークトラムがやって来た

ピークトラムがやって来た

ピークトラムの車内は混雑している

ピークトラムの車内は混雑している

ピークトラムはピークタワー(The Peak Tower)というビルに到着する。行き方を除いてビクトリアピークの下調べをほとんどしていなかった僕は、思いっきり山だと思っていたので、普通のショッピングモールのようなビルに到着して少々残念である。

人混みと暑さでかなり消耗したので、とりあえず1階(GF)にある「パシフィックコーヒー(Pacific Coffee)」でスムージーをいただくことにした。ガラス越しではあるが、ここからの眺めも良いのでおすすめだ。

ピークタワー(The Peak Tower)の「パシフィックコーヒー(Pacific Coffee)」

ピークタワー(The Peak Tower)の「パシフィックコーヒー(Pacific Coffee)」

「パシフィックコーヒー」からの景色

「パシフィックコーヒー」からの景色

体を冷やして休憩した後、ピークタワー屋上の展望台「スカイテラス428」へ向かうことにした。

九龍半島と香港島の絶景

ビクトリアピーク(ザ・ピーク)の展望台「スカイテラス428」から見る香港の景色

2017年9月2日