チェンマイほど数が多いわけではないが、チェンライの市街地にもいくつか寺院がある。チェンライの街を歩き、有名な寺院(「ワット・プラケオ」と「ワット・プラシン」)と王像(メンラーイ王像)を見てきたのでご紹介したい。
ナイトバザール近くの滞在ホテルを出発し、まずは市街地の中心部にある時計塔へ向かう。
時計塔から北に進むと、マーケット(市場)が開かれている一角がある。
マーケットを抜けてさらに北に進むと、「ワット・プラケオ(Wat Phra Kaew)」と「ワット・プラシン(Wat Phra Sing)」の2つの寺院がある。まずは西側にある「ワット・プラケオ」へ向かうことにした。
「ワット・プラケオ」の境内は広い。入り口を入って真っ直ぐ奥へ進むと、僕の好きなエメラルド仏(エメラルドブッダ)が祀られているお堂がある。
お堂の入り口近くには、様々なポーズをした金色の仏像が並んでいる。
エメラルド仏と言えばバンコクの「ワット・プラケオ」が有名だが、そのエメラルド仏もかつてはこのお寺に納められていたことがあるようだ。さすがは古都チェンライである。やはりエメラルド仏はいつ見ても美しい。
寺院の境内には、金色に輝く仏塔がある。仏塔の近くのお堂には、赤色の小さな仏像を発見した。何だか可愛らしい仏像であるが、緑色のエメラルド仏と同様、この仏像も翡翠で作られているのだろうか。
寺院の境内には無料の博物館もある。こちらにも仏像などが展示されているので、寺院に行くついでに立ち寄ってみると良いだろう。なお、博物館の床は滑りやすいので気を付けよう。
「ワット・プラケオ」を後にし、お次は「ワット・プラシン」へ向かう。
「ワット・プラシン」は、以前の記事でご紹介したチェンマイにある「ワット・プラシン」の兄弟寺らしい。
立派なお堂の中にはチェンマイの「ワット・プラシン」と同様に金色の仏像があるが、チェンマイの仏像ほど大きな仏像ではない。
寺院の境内にはこちらも金色に輝く仏塔があり、その近くには仏像が立ち並ぶ。時計塔など金色の建造物が多いこともあってか、どうもチェンライはキンキラしたイメージが強い。
「ワット・プラシン」を後にし、続いて市街地の北東部にあるメンラーイ王像(マンラーイ王像)へ向かうことにした。
「ワット・プラシン」からメンラーイ王像へと続く道は真っ直ぐだが、少し距離がある。この日もチェンライは晴天で、気温が高く暑かった。チェンマイでは連日雨続きだったが、チェンライでは毎日天気が良い。距離は近いにもかかわらず天候は違うのか、それともただの偶然だろうか。
汗だくになりながらメンラーイ王像に到着。王像の前には献花をして祈りを捧げている人たちがいた。
メンラーイ王は、ラーンナー・タイ王国の建国者であり、こちらも以前の記事でご紹介したチェンマイにある3人の王像の中央、チェンマイの町を建設したマンラーイ王とどうやら同一人物のようだ。歴史を知ると面白いものである。
チェンライの街は、チェンマイよりもコンパクトで1日あれば主な観光名所は見て回ることができる。中でも「ワット・プラケオ」のエメラルド仏はおすすめだ。チェンライに来たら是非街歩きをして寺院巡りを楽しんで欲しい。