パタヤ湾の北にある寺院「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース(真実の聖域)」の中には、なんだか意味ありげな文章が刻まれた木の板がある。

木の板に刻まれた文章(英語)

木の板に刻まれた文章(タイ語)
英語とタイ語で刻まれた文章の内容(タイ語は読めないが内容は同じと思われる)は、寺院の雰囲気に妙にマッチしており以前から気になっていたのだが、今回訪問時に写真を撮ったので、これを機会に全文を以下に和訳してみようと思う。僕は抽象的な文章の翻訳は苦手(というか嫌い)なので読みづらいかもしれないが、参考になれば幸いだ。

木の板に刻まれた文章(英語)
なお、「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」の訪問記に関しては以前の記事を参照して欲しい。
「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」に刻まれた文章(英語原文)
“This work indicates that humans are only dust in the universe and will ultimately become one with it.
Physical beings deteriorate, ravaged by the time, but truth and goodness are immortal.
Materialistic pleasure is a superficial physical and external joy. True happiness is found in intrinsic spiritual pleasure.
Ideals make human life more meaningful. Determination to go to the ideal world is something desired by all men.
Every belief, every religion and every philosophy leads there by different paths.
To ponder the great questions of heaven and earth and yet live for humanity, to study and teach the sublime knowledge of scholar of the past, and to create eternal peace for all mankind, this is the true goal and the knowledge great men strive to achieve.”
「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」に刻まれた文章(日本語訳文)
「この作品は、人間は宇宙の中ではちっぽけな存在でしかなく、最終的には宇宙と一体になるということを表している。
物理的存在は時の経過と共に衰え壊れゆくが、真と善は不滅である。
物質的快楽はうわべだけの物理的、外面的な喜びに過ぎない。真の幸福は内面的な精神的快楽にある。
理想は人間の暮らしをより実りのあるものにする。理想の世界に行くという決意は、全ての人間にとって望ましいことである。
全ての信仰、全ての宗教、そして全ての哲学は異なる道を通ってそこへと続いている。
天と地の偉大なる問いを熟考しつつも人類のために生きること、過去の博識者の崇高な知識を学び教えること、そして全人類のために永遠の平和を創り出すこと。これこそが、偉大な人間が努力して成し遂げようとする真の目標であり、そしてもたらそうとする知恵である。」