パタヤ(パタヤー)のメインストリートと言えば、パタヤ湾沿いに伸びるビーチロードだろう。パタヤのホテルはビーチロード周辺に集まっているので、パタヤ滞在中はこの通りをよく歩くことになると思う。
今回、約2年ぶりのパタヤ滞在で、滞在期間は3泊4日と僕にしては短く、パタヤ湾の北にある「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース(真実の聖域)」に行く以外は特に観光の予定を立てていなかったので、パタヤ滞在中は、ビーチロードを散策したり、ビーチ沿いのバーで飲んだりしてのんびりと過ごした。
ビーチロードは結構長く、全長は約3kmらしい。道は平坦で真っ直ぐなので端から端まで歩けないことはないが、ソンテウ(乗り合いタクシー)がビーチロードとそれに平行して走るセカンドロードを頻繁に周回しているので、それを利用すれば効率的に移動できる。ソンテウの乗り方だが、合図をしてソンテウを止め、降りたい場所でブザーを鳴らして降りれば良い。料金は降りる時に運転手に手渡す。ソンテウの料金は基本的に10バーツだ。
パタヤビーチにはパラソルとビーチチェアが置いてあり、ここで泳いだりのんびりと過ごしたりしている観光客も多い。しかし、パタヤビーチの海は正直あまり綺麗ではなく、僕は今まで3回パタヤを訪れたにもかかわらず、パタヤビーチでのんびりと過ごしたことはない。
ビーチでのんびり過ごしたいのであれば、パタヤビーチよりも南にあるジョムティエンビーチや西に位置するラン島の方が綺麗なのでおすすめだ。ジョムティエンビーチにはソンテウ、ラン島にはフェリーを利用して行くことができる。
パタヤはタイでも有名なビーチリゾートということもあって、新しいホテルやレストランが次々にオープンするが、パタヤのアイコンである大きな建物は変わらないので、それほど大きな変化は感じられない。ビーチロードの中心部には、大型ショッピングモール(デパート)のセントラルフェスティバル(Central Festival)がある。ヒルトンホテルが併設されたパタヤを象徴する建物だ。さすが物価の安いタイだけあって、ヒルトンと言っても1泊2万円程度で泊まれるので、いつかは泊まりたいものである。
ビーチロードの南端には、パタヤのナイトスポット(夜遊びスポット)、ウォーキングストリートの入り口がある。ウォーキングストリートにはシーフードレストランやバーが立ち並ぶ。シーフードレストランで海を眺めながら夕食を取り、その後ウォーキングストリートのバーを散策するのはパタヤの夜の定番の過ごし方の一つだろう。
ウォーキングストリートの入り口前には僕がよく利用するバーレストラン「パタヤビアガーデン(Pattaya Beer Garden)」がある。ウォーキングストリートにあるシーフードレストランほど値段が高くなく、パタヤ湾を眺めながら食事をしてビールを飲むのにはおすすめの場所だ。
南国のパタヤではさすがに昼の日差しは強いが、夜になるとビーチロードは過ごしやすく、飲んだ後に散歩をしながら帰るのには丁度良い。ビーチロードは夜でも観光客が多いので、治安は安全だと思う。余談であるが、僕はタイには合計で3ヶ月近くいるにもかかわらず、タイを旅行中にこれまで危険な目に遭ったことはない(野犬に遭遇して怖い目に遭ったことはある)。まぁ、夜に人通りが少ない場所に行くことはほとんどないのが一因でもあるのだが、いずれにせよ、事件は油断した時に起こりやすいので気を付けよう。
夜のビーチロードには、いわゆる「立ちんぼ」と呼ばれる体を売る女性たちがビーチ沿いに多く立っている。パタヤにはバービアやゴーゴーバーが山ほどあるにもかかわらず、立ちんぼをしているのは何らかの事情があるのだろう。
夕方からビーチロードをマンゴースムージーでも飲みながらのんびりと散歩し、海を眺めながら夕食を取った後はウォーキングストリート周辺のバーを散策、そして飲んだ後に小腹が空いたら屋台でケバブを買ってビーチロードを歩いてホテルへと戻る。これが僕の典型的なパタヤの過ごし方である。