「赤柱村(Stanley Village)」のバス停から坂道を下りていくと、様々なお店が立ち並ぶスタンレーマーケット(赤柱市場)がある。ここでお土産を買うのも良いだろう。営業時間は午前10時頃から日が沈む頃までのようだ。なお、個々のお店は写真撮影を禁止しているところ(写真撮影禁止のマークがある)も多いので気を付けよう。
マーケットを抜けると、プロムナードに出る。海沿いの遊歩道にはお洒落なレストランやカフェが立ち並び、まるでヨーロッパの港町のような雰囲気である(ヨーロッパは行ったことがないけれど)。僕はこの日本にはない海外の港町の雰囲気が大好きだ。
プロムナードを歩いて行くと、スタンレープラザというショッピングモールがある。スタンレープラザ前には大きな広場があり、ここでは様々なイベントが催されるようだ。
せっかく港町に来たので、プロムナードにある海沿いのレストランで食事をしようかとも思ったのだが、洋食ではなくまだ香港に来てから食べていなかった小籠包が無性に食べたくなったので、スタンレープラザ内にあるレストラン「霞飛」でランチをとることにした。
そこまでお腹が空いていなかったので、小籠包に春巻、そしてビールをいただくことにした。ビールのおつまみに食べる小籠包と春巻は最高だ。
レストランで食事をした後、スタンレープラザを抜けたところにある赤柱天后廟(ティンハウ廟)を訪れた。遭難した漁民を救うなど、数々の奇跡を起こした少女が27歳で亡くなった後に神格化された神様(天后)が祀られているらしい。
スタンレープラザからプロムナードをさらに進むと、歴史ある西洋建築物のマレーハウス(Murray House)がある。マレーハウスの建物の中には、多国籍料理のレストランが数軒入っている。
マレーハウス周辺から見るスタンレーの景色は美しい。同じアジアとは思えない小さな港町の景色を満喫した後、再度、プロムナードをのんびりと散策しながら歩いてバス停へと戻ることにした。
帰りは行きと同じ260のバスに乗った。セントラル(中環)駅は終点なので分かりやすい。バスの2階席に座って、多くの自然とビルが共存している香港島の景色を楽しみながら帰路についた。
基本的に都会が嫌いな僕にとって、スタンレーはとても落ち着く場所だった。また香港に来た際には訪れたいと思う。香港の街中の観光に飽きた人にも、是非訪れて欲しいおすすめのスポットだ。