プーケットでは特に観光の予定を立てていなかったので、日々だらだらとして過ごした。旅行は普段の生活よりも体力を消耗するので、旅行が長期に及ぶ(ちなみに今回の旅行は約1ヶ月間)と、体力回復のためにこのような時も必要だ。そして、のんびりと過ごすにはビーチリゾートが一番である。
夕暮れ時にビーチをのんびりと散歩し、ビールを飲みながら海に沈む夕日を眺め、暗くなってきてからビーチ周辺で食事をし、その後はバングラ通り(英語ではBangla Road)を散策して気になったバーに入るというのが最近のパトンビーチでの過ごし方だ(と言っても来たばかりだけど)。
バングラ通りはパトンビーチでナイトライフが一番盛んな場所だ。バングラ通りはパトンビーチ市街地の中心部にあり、ビーチ沿いの道路を中心部に向かって歩いて行くと、丁度ビーチの真ん中あたりにバングラ通りの入り口がある。地図は以下を参照にして欲しい。
バングラ通りには、タイの夜にはお決まりのバービアやゴーゴーバーが集まっており、それ以外にもナイトクラブやもちろん普通のバーもある。バー以外のレストランや飲食店はそれほど多くない印象だが、バングラ通りの周辺には山ほどレストランがあるので、お腹が空いたら周辺を散策すれば良い。
バーのテラス席に座って、ウォーキングストリートを歩く人々を眺める。パタヤのウォーキングストリートに比べて通りが広く、団体観光客が少ない印象だ。
バービア(日本で言うガールズバーのようなもの)はたまにゲームをする分には良いのだが、店員の女性が話しかけてくるし、ビールを奢らないといけないこともあるので、ゆっくりと一人で飲みたいときには適していない。ゴーゴーバーは特に一人だと入りたいとも思わない。一人で夜遊びというのも退屈なものである。
プーケットのバーは、バンコクなどに比べると割安に感じる。どこのバーも大抵ハッピーアワー(それも結構長い時間)をやっていて、ビール一杯70~80バーツ程度で飲めることが多い。
僕は海外に行くと、人間観察をしながら(別に変質者ではない)オープンな席で飲むのが好きなため、道路沿いの見晴らしの良い場所に席を設けているバーにサクッと入る。その点では東の入り口近くにある「Ibiza Bar」はなかなかおすすめだ。確か午後10時までのハッピーアワーでビールが69バーツ、モヒートが99バーツだったように思う。南国で飲むモヒートは格別だ。
しかし、バーのテラス席で飲んでいると、よく物売りが近づいてくる。「No」と言ったり首を横に振ったりすればそれほどしつこくはない。これで生計を立てている人もいるので、しつこい人以外はあまり邪険に扱うのも考え物である。大した値段でもないので、たまには購入してみるのも面白い。
道行く人を眺めながら1~2杯ゆっくりと飲んで、締めに好物のケバブを買ってホテルへ戻ることにした。間違いなく太る原因である。バングラ通りの東西どちらの入り口近くにもチェーン店らしきケバブ屋があるが、ここのケバブは美味しかったのでおすすめだ。
プーケットはナイトライフも盛んなようだが、バンコクやパタヤに比べると落ち着いた印象だ。やはりビーチリゾートではのんびりと海を眺めながらビールを飲むのが一番良い。
今回のタイ旅行ではチェンマイ→チェンライ→パタヤ→バンコク→プーケットとタイを北から南へ縦断してきたが、プーケットが今回のタイ旅行の終点地となる。次の目的地は香港だ。
映画「ザ・ビーチ」で有名なピピ島にもまだ行っていないし、次にタイに来るときは、プーケットを拠点にのんびりとタイ南部の離島巡りでもすることにしよう。やはり海は良いものだ。