バンコクでの2泊3日の短い滞在を終え、タイ南部のプーケットへ向かう。タイのビーチリゾートと言えばこれまでパタヤとリペ島に行ったことがあるが、有名なビーチリゾートであるプーケットへ行くのは今回が初めてだ。
バンコクのスクンビットにあるホテル(ドリームホテル)をチェックアウトし、タクシーでドンムアン空港へ向かう。ホテルでタクシーを呼んでもらったのだが、ドンムアン空港までのタクシー料金はメーターではなく固定料金の500バーツ(高速料金を含む)を提示された。
スクンビットのホテルからドンムアン空港までは40分くらいかかっただろうか。バンコク市街地は混んでいることも多いので、余裕を持って出発することをおすすめする。
ドンムアン空港は相変わらずの混み具合で、国際線ターミナルには凄まじい数の中国人団体観光客がいた。特に一人で旅行していると、団体観光客は国籍問わず鬱陶しく感じられるものだ。バブル時代の日本人観光客も同じような感じだったのかもしれない。
ドンムアン空港は古い空港ということもあってあまり好きではないのだが、LCC(格安航空会社)のAirAsia(エアアジア)を利用するとドンムアン空港になってしまうのでこれはしょうがない。
国内線ターミナルへ進み、エアアジアのカウンターで荷物を預ける。予めネットでチェックインしていたのだが、ドンムアン空港のエアアジアカウンターでは、機械を使って自分で搭乗券を印刷するシステムのようだ。機械の横に立っているエアアジアのお姉さんに手伝ってもらった。
カウンターで荷物を預け、セキュリティチェックを通る。ドンムアン空港のセキュリティチェックはタイの地方空港よりも厳しく感じる。引っかかったことはないのだが、ベルトまで外すように言われるので面倒くさい。
利用客が多いこともあってか、ドンムアン空港にはセキュリティチェックを通った後のエリアにも飲食店や土産物屋が数多くある。出発ゲート近くのバーガーキングで食事をし、グロリアジーンズのカプチーノを飲みながら出発の時を待つ。どちらもオーストラリアに住んでいたときによく利用したものだ(ちなみに、オーストラリアではバーガーキングはハングリージャックスになる)。
出発ゲートからはバスに乗って飛行機まで移動する。免税店「King Power」の広告が入った見慣れないエアアジアの飛行機に乗ってプーケットへと旅立つ。
バンコクからプーケットまでのフライト時間は約1時間20分。意外と距離がある印象だ。プーケット国際空港に到着し、スーツケースをピックアップする。プーケット国際空港は小さな空港だが、バンコクの空港などと同様に無料のWi-Fi(インターネット)を利用することができる。
僕が滞在するホテルは、プーケットでも一番観光客が多いビーチエリアのパトンビーチにある(あまり騒がしいビーチは好きではないが、初めての土地ではメジャーなエリアに滞在するようにしている)。どうやって空港からパトンビーチまで行こうかと思案していたところ、荷物を受け取って出口を出たすぐのところにミニバスのカウンターがあったので利用することにした。
プーケット国際空港からパトンビーチまでのミニバス料金は180バーツだ。タクシーだと800バーツくらいかかるらしい。ミニバスでもホテルまで直接行ってくれるので、特に急ぎでもなければこちらの方がおすすめだ。道中、ミニバスは旅行会社の営業所のような所に立ち寄るので、そこで車を降りてホテル名を告げる必要がある。
何組かのホテルに立ち寄った後ということもあるが、僕が滞在するパトンビーチ中心部のホテルまではかなりの時間(1時間半くらい)がかかった。プーケットは意外にも山道が多いようで、道中は少し気分が悪くなった。パトンビーチ近くの山道では象が道を歩いていたりする。タイの他の都市ではなかなか見ることができない光景だ。
そんなわけで、無事プーケットのパトンビーチに到着。国内線とはいえ、バンコクのホテルからプーケットのホテルまでの移動で半日(6時間程度)を費やしてしまった。時間も体力も消耗するので、あまり移動が多い旅行も考えものである。