僕はバンコクに滞在する時は、いつもスクンビット(Sukhumvit)にあるホテルに泊まる。
初めてバンコクを訪れた時に、スクンビットに2週間滞在して勝手が分かっていることもあるが、スクンビットは日本人や観光客が多く、ホテルや飲食店も多いエリアなので外国人旅行者にとっては暮らしやすい。
「ドリーム ホテル バンコク(Dream Hotel Bangkok)」はポールスミスがデザインしたホテルということで以前からずっと気になっていたのだが、僕にとっては若干高級なホテルで、長期滞在であれば予算的に厳しい(ちなみに、バンコクでは1泊5,000円程度を目安にしている)ので、これまで利用したことがなかった。
しかし、今回バンコクは2泊のみの滞在で、他のタイの都市(チェンマイ・チェンライ・パタヤ・プーケット)での1泊あたりのホテル料金がいずれも2,000~3,000円代で収まったので、今回奮発して「ドリーム ホテル バンコク」を利用してみることにした。宿泊料金はプレミアルーム(朝食なし)で1泊あたり約7,900円。いつも通りホテル予約サイト「Agoda(アゴダ)」で予約した。やはりバンコクのホテルは地方に比べると割高に感じる。
「ドリーム ホテル バンコク」はBTSナナ駅とアソーク駅の間、ソイ15にある。タクシーに乗るときは「スクンビットソイ15」とでも言えば通じるだろう。
ホテルのフロントでは、スーツ(ひょっとしてポールスミスだろうか)をびしっと着こなしたイケメン外国人(白人とアラブ人)スタッフが流暢な英語で丁寧に出迎えてくれた。なんだかタイのホテルに来たとは思えない。余談であるが、僕は未だに洗練されたホテルやレストランに行くと何だか気後れしてしまう。英語であればなおさらだ。
チェックイン時には2,000バーツのデポジットが必要になる。アゴダでは5つ星ホテルとなっていたので、当然部屋までスーツケースを運んでくれるものと思っていたのだが、どうやら自分で運ぶらしい。チップを手渡さなくて良いのでこちらの方が気が楽だ。
部屋は白と青を基調にしたデザインで、おしゃれで洗練された印象である。しかし、1万円を切るホテル料金といい、さすがに5つ星といった感じはしない。今までバンコクで泊まったホテルと比べると4つ星がシックリ来る。初めてバンコクに来たときに泊まった「パーク プラザ スクンビット バンコク」と甲乙つけがたい。おしゃれさや立地ではドリームホテル、総合的な使いやすさではパークプラザだろうか。
バンコクでこの値段のホテルであれば当然だが、Wi-Fi(インターネット)は問題なく使うことができた。机は少し高く、背筋を伸ばさなければならなかった。長時間作業すると疲れそうである。ベッドはふかふかで、ブルーライトが点灯する仕様になっている。
無料のドリンク(コーヒー、紅茶とミネラルウォーター)にミニバーもあるが、やはりランクの高いホテルになるとミニバーのドリンク料金も高くなる。シンハ―のスモールボトルが160バーツと、バーで飲むよりも高い。
シャワー&トイレルームは清潔で、歯ブラシを除いてアメニティは一通り揃っている(タイのホテルは歯ブラシがないところが多い)。シャワーの出は問題なかったが、シャワーの仕切りが半分しかなく、トイレ付近が濡れるのが気になった。機能性よりもデザインを優先しているように感じる。
今回の滞在では利用することがなかったが、このホテルにはプールやレストランもあるようだ。まぁ、プールはともかく、ホテル周辺には飲食店は山ほどあるので困ることはないだろう。
「ドリーム ホテル バンコク」での滞在は、大満足と言うほどではないが、総じて快適な滞在であった。一番気に入っているのは抜群の立地だ。スクンビットで、それなりにリーズナブルで高級感のあるホテルを探している方にはおすすめである。予算にもよるが、またバンコクに滞在するときには利用したいと思う。
「ドリーム ホテル バンコク(Dream Hotel Bangkok)」住所と地図:10 Sukhumvit Soi 15, Klong Toey Nua, Wattana, Sukhumvit, Bangkok(アゴダで予約する)