日本に帰国するためマクタン・セブ国際空港へと向かう。マクタン島の滞在ホテル(エロイザ ロイヤル スイーツ)から空港までは車で10分ほどだ。
マクタン・セブ国際空港では750ペソのターミナルフィー(空港利用料)が必要と聞いていたので、若干心配していた。現金でしか支払えないらしく、支払いカウンターの周辺にはATMもないので事前に現金を準備しておかなければならないようだ。
ペソの現金は全く持っていない。というのも、前日の夜、最終日ということもありセブシティで友人と飲み歩いていた。ペソが結構余っていたので全部使い切ってやろうと思い、別に飲みたくもなかったのだがクラブで席を確保するためにウィスキーのボトルをキープしてしまい見事に一文なしだ。
結局、面倒なのが嫌なので空港に到着して早々ATMで1,000ペソ引き出すことにした。手数料(200ペソ程度だっただろうか)がもったいない。しかし、空港にはあちらこちらに「ターミナルフィー750ペソ」と書かれているものの結局支払う必要はなかった。どうやらチケットに含まれていたようだ。
引き出した1,000ペソはマニラのニノイ・アキノ国際空港での昼食とお土産のドライマンゴーに使うことになった。旅の最中は荷物が増えるのが嫌なので出来るだけ物は買わないようにしているが、最後に現金が余ったらお土産を買うことにしている。
それはともかくフィリピンの空港は使い勝手が悪いのでなんとかして欲しい。なんでもマニラの空港はあるウェブサイトの投票で3年連続で「世界最悪空港ワースト1位」に選ばれたこともあるようだ。
今回、日本への帰国にはセブパシフィックを使った。行きがフィリピン航空だったのでセブパシフィックに乗ってみたかったのもあるが、セブパシフィックの方がLCCということもあり1万円ほど安かったからだ。フィリピン航空はセブから関空まで4時間ほどの直行便が飛んでいるが、セブパシフィックはマニラを経由するので1日がかりとなる。この日は祝日で特に予定もなかったので時間をかけて帰ることにした。
セブのマクタン空港には早く到着したこともあるが、セブパシフィックのカウンターでチェックインする際に、セブからマニラに向かう便が説明もなく一便早い便に変更されていた。出発間近になって気がつきぎりぎりで搭乗することが出来たので良かったのだが、なんともいい加減だ。
経由地であるマニラの空港に到着し、空港でしばらく時間を潰した後、関空行きの飛行機に乗り込む。マニラから関空までは4時間程度だ。
12時前にマクタン島を出発したが、関空に到着したのは夜の8時頃。関空からは自宅近くの茨木までリムジンバスで向かう。昔は関空特急のはるかに乗って新大阪までよく行っていたのだが、新大阪は人が多いし混んでいる電車に乗るのも嫌なので、ここ最近はすっかりバスに変わってしまった。ドライバーと同じように前方の景色が見渡せる、バスの一番前の左側の座席に座るのが好きだ。
日本に帰ってきたのは約4週間ぶり。日本での生活があると、一回の旅は3~4週間くらいが丁度良い。それ未満だと現地での生活を深く体験することが出来ないし、それ以上だと戻ってこれなくなりそうだ。丁度疲れも溜まってくるので、次の旅に備えて故郷で体をメンテナンスする必要がある。次の旅は11月、沖縄の宮古島だ。