パタヤ市街地の北にある巨大な木造建築物「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース(真実の聖域)」に行ってきた。英語表記では「The Sanctuary of Truth」となる。
「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」は、タイの大富豪が1981年に建設を始めたもので、彼の死後も建設作業は続けられており、アジアのサグラダ・ファミリアとも言われている。僕がタイの中でも最も好きな場所の一つで、過去にも何度か訪れたことがあるのだが、今回久しぶりにパタヤを訪れたのもここに来るのが目的であった。
パタヤ市街地から「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース(真実の聖域)」への行き方(アクセス)だが、タクシーやモーターサイを利用するのが手っ取り早いだろう。今回はタクシーを利用したのだが、僕が滞在しているノースパタヤ(ソイ5)のホテルからのタクシー料金は150バーツだった。以前ソンテウを乗り継いで行ったことがあるのだが、結局あまり値段は変わらなかったように思う。帰りは「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」にタクシーサービスがあるのでそれを利用すれば良い。「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」からノースパタヤまでのタクシー料金は同じく150バーツだった。
「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」に到着し、入り口にある建物で入場料金を支払って奥へと進む。入場料金は500バーツと、タイにしてはかなり高額である。営業時間は毎日8時から18時までのようだ。なお、「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」は一応寺院という扱いのようなので、服装にも気を付けよう。
緑豊かで広大な敷地を歩いて行く。今回約2年ぶりの訪問であるが、他のタイの寺院などと同じように、あちこちにプミポン国王の写真が飾られていた。寺院へと続く階段の近くには「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」を望む展望台があり、ここからはパタヤの海をバックに寺院の全景を見ることができる。絶好の撮影スポットだ。
階段を下りて、「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」に近づいていく。敷地内はかなりの広さで、あちらこちらに像が点在している。
寺院は以前に比べて完成に近づいているようだ。現在も建設中なので、手渡されたヘルメットをかぶって寺院の中へと入る。表からではなく裏から入るのだが、前回とは入り口が変わっていた。訪れるたびに違いを感じられるのが面白い。
「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」は岬の先にそびえ立っており、寺院からはパタヤ湾を一望できる。寺院には数え切れないほどの仏教やヒンズー教の神々の像がある。釘などを使わずに全て木組みで造られているらしい。
寺院の内部でも建設作業が進められている。国王の写真も多く飾られており、以前よりきらびやかになった印象を受ける。
寺院の中心部近くには、英語とタイ語で意味ありげな文章が刻まれた木の板がある。内容を和訳してみたので、気になる方は以下の記事を参照して欲しい。
寺院内を見て回った後は、表の出口から出て、寺院の前にある屋外の飲食店で休憩することにした。「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」を眺めながら、冷えたマンゴースムージーをいただく。余談であるが、ここのマンゴースムージーは相変わらずシロップが多くて甘かった。2年前よりはましになったが、なんとかして欲しい。
屋外飲食店から奥に進むと工房があり、多くの作業員が黙々と木彫りを続けている。若い人も多いが、どこかで訓練を受けているのだろうか。
一息ついた後、来た道を戻って「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」を後にした。入場料金は少々高いが、「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース」は他の寺院とは異なった趣を楽しむことができるおすすめの観光スポットなので、パタヤに来た際には是非訪れて欲しい。それにしても、果たしてこの寺院が完成する時は来るのだろうか。