チェンライから飛行機とタクシーを利用してバンコク経由でパタヤへ移動

ビーチロードを走るソンテウからの風景

チェンライを後にし、パタヤ(パタヤー)へ向かう。パタヤは、ベトナム戦争時の米軍の保養地として開発され、現在はタイを代表するビーチリゾートとなっている。ナイトライフで有名な街だ。

チェンライ市街地の滞在しているホテル(ハイ チェンライ ホテル)をチェックアウトし、チェンライ国際空港に向かうためフロントスタッフにタクシーを呼んで貰うことにした。

チェンライ市街地から空港までのタクシー料金は150バーツだった。10分ほどで空港に到着。思ったよりも大きな空港だ。

バンコクのドンムアン空港と同じく、チェンライ空港では無料のWi-Fi(インターネット)が使える。Wi-Fiを利用するには、氏名やパスポート番号などを入力する必要があるのでちょっと面倒くさい。

チェンライ空港の国内線出発ロビー

チェンライ空港の国内線出発ロビー

地方都市の空港らしく周りはタイ人ばかりである。出発ゲート近くにあるコーヒーショップでコーヒーを飲みながら出発の時を待つ。余談であるが、タイでは美味しいカプチーノやカフェラテを飲んだ記憶がない。

コーヒーを飲みながら出発の時を待つ

コーヒーを飲みながら出発の時を待つ

チェンライ空港からバンコクのドンムアン空港まではLCC(格安航空会社)のAirAsia(エアアジア)を利用した。航空券の料金は確か3,000円程度と安かった。フライト時間は約1時間20分だ。一部の国土が広い国を除いて、飛行機を利用すると一つの国というのは本当に小さく感じる。

バンコクのドンムアン空港に到着

バンコクのドンムアン空港に到着

バンコクのドンムアン空港からパタヤまではタクシーで向かうことにした。空港を出発し、タクシーはハイウェイを走る。高速料金は合計で約200バーツだったが、高速料金はゲートを通るたびに運転手に手渡さなければならず面倒くさい。タクシー運転手は概して英語がそれほど上手くはないので、初めてバンコクに来たときは戸惑ったものだ。後からまとめて請求するシステムに変えて欲しい。

タクシーは高層ビルが立ち並ぶバンコクを通り抜け、パタヤまでは素朴な風景に囲まれた真っ直ぐな道を走る。パタヤを訪れるのはこれで3度目なので、見慣れた風景だ。走っている車は日本車ばかりで、特にバンコク周辺では日本企業の広告もよく目にする。

午後2時半頃にドンムアン空港でタクシーに乗り込み、パタヤのホテルに到着したのは午後5時頃だった。タクシー料金はメーターで約1,600バーツ(空港使用料50バーツ込み)だ。タクシーの運転手はパタヤに詳しくないのか、パタヤに入ってから道に迷ったのを差し引いても、タクシー料金は2年前に比べると高くなったようだ。

今回、パタヤで泊まったホテルはビーチロードのソイ5にある「パタヤ ブルー スカイ(Pattaya Blue Sky)」。パタヤではホテルが次々に建設されているが、このホテルも新しいホテルのようだ。ウォーキングストリートからは若干距離があるが、値段が安くて(1泊あたり約3,900円)、ホテル予約サイト「Agoda(アゴダ)」での評価も高かったので今回泊まってみることにした。

「パタヤ ブルー スカイ(Pattaya Blue Sky)」外観

「パタヤ ブルー スカイ(Pattaya Blue Sky)」外観

ホテルスタッフの対応は良く、部屋は値段の割に十分に広くて快適なのだが、僕が一番重要視しているWi-Fi(インターネット)が遅いのが不満だ(Wi-Fiスポットはたくさんあるようなので部屋によってネット環境は異なると思う)。以前パタヤの別のホテルに泊まったときもそうだったが、パタヤは全般的にネット環境が悪いようだ。人気のリゾート地だけになんとかして欲しい。

「パタヤ ブルー スカイ(Pattaya Blue Sky)」の部屋

「パタヤ ブルー スカイ(Pattaya Blue Sky)」の部屋

「パタヤ ブルー スカイ(Pattaya Blue Sky)」の部屋

「パタヤ ブルー スカイ(Pattaya Blue Sky)」の部屋

ホテルで一息ついた後、夕食がてらウォーキングストリートに行くことにした。今回のタイ旅行では当初パタヤに滞在する予定はなかったのだが、昔お世話になったバーのお姉さんに会いたくなったのと、パタヤ市街地の北にある僕のお気に入りの寺院「サンクチュアリー・オブ・トゥルース(真実の聖域)」にまた訪れたいと思ったので、急遽パタヤに来ることにした。

パタヤのおすすめ観光スポット「サンクチュアリー・オブ・ トゥルース(真実の聖域)」

2017年8月8日

パタヤのビーチロードでは頻繁に青いソンテウが走っている。ウォーキングストリートに行きたい時はこのソンテウを利用すると良いだろう。料金は10バーツで、乗りたいところで手をあげて止め、降りたいときにはブザーを鳴らせば良い。

ビーチロードを走るソンテウからの風景

ビーチロードを走るソンテウからの風景

パタヤを訪れるのは約2年ぶりとなる。昔お世話になったバーのお姉さんに会うために空腹ながらもウォーキングストリートへと向かった。昔パタヤで一人だらだらと過ごして毎日バーで飲んだくれていたときに、一緒に飲んだりクラブに連れて行ってくれたりしたものだ。

パタヤのウォーキングストリート

パタヤのウォーキングストリート

お姉さんの驚く顔が見たくて、ウォーキングストリートを足早に進んだ。しかし、ウォーキングストリートの半ばまで来た時に、僕は衝撃の光景を目の当たりにした。僕が以前通っていたバーがなくなっている。バーがあったところには、なんとも俗なゴーゴーバーが立っているではないか。

道路の向かい側にあるケバブ屋の店主に聞いてみると、ゴーゴーバーは今年に入ってからできたものらしい。確かに夜の世界は変化が激しいし、一等地にあるにもかかわらず繁盛していなかったから当然と言えば当然である。しかし、金銭ばかり要求するぼったくりのようなバーが生き残って、心優しい店員がいるバーが潰れるなんてあまりにも悲しいではないか。

無性に寂しさが込み上げてきた。錯乱した僕は、お姉さんを探してウォーキングストリートにあるバーを片っ端から見て回った。店に入って、ビールを一杯飲んですぐに出て・・・を繰り返す。10杯以上のビールを凄まじい早さで消費していくが、お姉さんは見つからなかった。これでは一体何のためにパタヤに来たのか分からないではないか。

ウォーキングストリートで踊るロシア人ダンサーたち

ウォーキングストリートで踊るロシア人ダンサーたち

パタヤにはバーが山ほどあるので、3日間の滞在中にお姉さんを見つけることはできそうもなかった。ひょっとして、田舎の農家に帰ってしまったのかもしれない。途方に暮れ、泥酔した状態でホテルへと戻った。