この日はパホンヨーティン通り(Phahonyothin Road)にあるレストラン「エイズ(Aye’s)」でランチをとることにした。ナイトバザールの入り口から近いこともあって、観光客に人気のあるレストランだ。
このレストランは雰囲気が良くて、店内も広いのでゆったりと過ごすことができる。Wi-Fi(インターネット)も利用可能だ。丁度お昼時に訪れたがお客さんは少なかった。パホンヨーティン通りはナイトバザールが開催されている夜は人通りが多いが、昼間は閑散としているようだ。
通りに面したテラス席に座ってメニューを眺める。レストランのメニューは現地グルメ(タイ料理)だけでなく、ステーキやパスタなどの西洋料理も豊富だ。
この日オーダーしたのはハンレーカレー(ゲーンハンレー)にライス。ハンレーカレーは北タイ料理で、豚肉、豆に生姜が入ったマイルドなカレーだ。僕の好きなマッサマンカレー(ゲーンマッサマン)にも似た味わいで、辛いのが苦手な人にもおすすめだ。
チェンライに来てハンレーカレーを食べるのは2度目となるが、そのシンプルかつ濃厚な味わいに、すっかり虜になってしまった。バンコクやタイ南部ではお目にかかった記憶がないが、タイ北部でしか食べないのだろうか。
お値段は300バーツと高めだが、味はとても美味しく、豚の角煮のような大きさの豚肉がゴロゴロと入っていて、この一品だけでも十分過ぎるくらいにお腹が満たされる。
滞在しているホテルから近いこともあって、後日(というか当日の夜)、ディナーをとるために再度このレストランを訪れた。僕は屋台飯も好きだが、やはり屋台よりもしっかりとしたレストランで食事をした方がお腹の調子も良いような気がする(まぁ、タイでお腹を壊したことはないけれど)。
レストランを訪れたのは夜7時過ぎ。テラス席はお客さんで一杯だったので、店内へ入ることにした。
ここ最近はタイ料理ばかりだったので、ディナーにはステーキを食べようかと思ったのだが、ステーキは500~1,000バーツ程度と、タイ料理に比べるとかなり高い。ステーキは日本に帰ってからでもいいや、と思い、結局ペナンカレー(ビーフ)にライスをいただくことにした。
ステーキに比べると安いが、ペナンカレーの値段も確か300バーツと、なかなか高級なレストランである。ちなみに輸入ビールも豊富に置いてあるが、これまたタイビールの3倍くらいの値段が付いていたりする。
ペナンカレーの牛肉はとても噛み応えがあって美味しい。牛肉と唐辛子、そしてココナッツミルクの組合せは何故こんなにも僕を魅了するのだろうか。僕はカレーとライス、そしてビールさえあれば毎日幸せだ。
チェンライもチェンマイと同じく、いや割合的にはそれ以上に、西洋人観光客が多い。僕が食事をしていると結構お客さんが入ってきたが、ほとんどが西洋人だった。アジアなのに妙なアウェイ感を覚える。店内ではギターのライブ演奏をやっていて、エリック・クラプトンやビートルズの曲なんかを弾いている。
このレストランは値段こそ割高だが、味もサービスも雰囲気も良い。屋台や食堂で食べるタイ料理に飽きたら、たまにはちょっとゴージャスな雰囲気の中でゆっくりと食事を楽しむのも良いだろう。
「エイズ(Aye’s)」住所と地図:869/170 Phahonyothin Road, Chiang Rai