目次
はじめに
高雄の南に位置する離島の小琉球は一周約12kmの小さな島だが、フェリーが発着する港(白沙漁港)の周辺は結構発達しており、ホテル、レストラン(食堂)やバーが立ち並ぶ。

小琉球の街並み。コンビニもある
小琉球での2泊3日の滞在中に訪れたレストランとバーを以下にご紹介したい。
港周辺には台湾らしいグループ向けの海鮮レストランも多かったが、一人でも入りやすそうなお店をチョイスしたので特に一人旅の方は参考にして欲しい。
STAY Restaurant
ディナーでお世話になったのが「琉夏萊旅店」というホテルの1階にある「STAY Restaurant」。

「STAY Restaurant」外観。民生路沿いにある
店内はかなり洋風でビートルズの曲が流れている。台湾に来てから台湾風の食堂や屋台でばかり食事をしていたせいもあるかもしれないが、妙に落ち着く。

「STAY Restaurant」の店内
英語のメニューは置いていないが、一部写真付きのメニューがあり、英語が話せるスタッフもいた。
初日のディナーには海鮮丼とドイツのビール、エルディンガーの黒をいただいた。

海鮮丼(380元)とエルディンガーの黒(220元)
海鮮丼にはマグロ、サーモン、カニ、イクラなどが乗っていてなんとも豪勢で美味しい。この味で380元(約1,300円)なら大満足である。

小琉球の海の幸を堪能できる海鮮丼。わさび醤油でいただく
このお店が気に入ったので翌日もディナーに訪れ、今後は琉球丼をいただいた。

琉球丼(250元)とベルギービールのステラ(120元)
琉球丼には小琉球の特産物が乗っていてご当地グルメを堪能できる。

琉球丼。豚肉、イカ、卵、タケノコ、ブロッコリー、漬け物が乗っている
前日に食べた海鮮丼ほどの感動こそなかったものの、豚肉が絶品で、イカとタケノコも食感が良くご飯が進む。
日帰り観光客がいなくなった小琉球の夜は静かで、このお店もまだ午後8時頃にもかかわらず、グループ客が帰ってしまうと僕以外には英語を話している観光客らしきお客さん一組しかいなかった。
食後はビールをお代わりしてのんびりと過ごす。

離島の犬は苦手なんだよなあ
「STAY Restaurant」の地図
雲集美食家
小琉球滞在中にランチで利用したのが港そばのレストラン「雲集美食家」だ。

「雲集美食家」外観
このお店には海鮮料理を中心に豊富なメニューがあり、ビールも置いている。

「雲集美食家」のメニュー
せっかくなのでご当地グルメをいただこうと、「小琉球特産」と書かれた「鬼頭刀魚乾拌飯」をオーダーした。

鬼頭刀魚乾拌飯
鬼頭刀魚とはシイラ(マヒマヒ)のことらしく、甘辛いタレで味付けされていてなかなか美味しかった。
そう言えば、同じく南国の沖縄でも居酒屋でマヒマヒを食べた記憶がある。
翌日もこのレストランにランチで訪れ、「海鮮炒麺」をいただいた。

海鮮炒麺(70元)。海鮮焼きそばである
さすがに離島だけあって、美味しいシーフードがたっぷり入って70元(約250円)は安い。
「雲集美食家」の地図
Wave Bar
小琉球には意外にも洋風のバーが何軒かある。
街の中心部に「Wave Bar」というバーを発見したので入ってみることにした。

「Wave Bar」外観。なかなかお洒落なバーである
今回の台湾旅行中に何度か目にしたのだが、店内には「No more Fukushima」と書かれたバナーが飾られていた。

日本よりも台湾でこのようなバナーを見かけるのはなんだか複雑な心境である
窓際のカウンターに座ってヒューガルデン(ベルギービール)の生をいただく。

ヒューガルデンの生。グラスは両手でないと持つことができないほど大きい
日本ではゴールデンウィークだが、台湾では平日のためかこのバーにもほとんどお客さんはいなかった。
小琉球は日本人の間では知名度が高くないのか、2泊3日の滞在中に日本人らしき観光客に出会うことはなかった。
小さな離島らしく夜は特にやることもないので、時間をかけてゆっくりとヒューガルデンを飲み干してからバーを後にする。
「Wave Bar」の地図
おわりに
以上、小琉球滞在中に訪れたお店をご紹介した。
小琉球でいただいた料理はどれも美味しかったが、特にディナーに食べた海鮮丼が印象に残っている。
小琉球の夜は静かで過ごしやすいし、是非島に宿泊して離島の海鮮料理を心ゆくまで味わって欲しい。