せっかく台湾に来たのだから一度は小籠包(しょうろんぽう)をがっつり食べたいと思い、小籠包で有名な高雄のレストラン「龍袍湯包(ロンパオタンパオ)」にやって来た。
「龍袍湯包」の最寄り駅はMRTの中央公園駅だが、駅からは少し距離があり10~15分程歩かなければならない。
新田路という通りを高雄港方面に向かって進むと左手にお店がある。
店内は結構広く1階と2階があり、一般的な台湾の食堂ではなくレストランという表現がしっくりとくる内装だ。
どうやら日本人にも人気のあるお店のようで、メニューには日本語表記もあり、テーブルには麦茶まで置いてある。
店内には日本人のビジネスマンらしき人たちも見かけた。
この日のディナーに注文したのは店名にもなっている「龍袍湯包(ロンパオタンパオ)」と「蟹肉湯包(カニみそタンパオ)」、そして「酸辣湯麺(サンラータンメン)」だ。
なお、「湯包(タンパオ)」とは肉汁がたっぷり入った小籠包のことらしい。
「龍袍湯包(ロンパオタンパオ)」は一般的な豚肉が入った小籠包だ。
「蟹肉湯包(カニみそタンパオ)」は蟹肉と豚肉が入った小籠包。
「酸辣湯麺(サンラータンメン)」は酸味と辛味がある中華料理のスープ(酸辣湯)に麺が入ったものだ。
さすがに本場だけあって小籠包は美味しく、一噛みすれば肉汁のスープが溢れ出す。
特に「蟹肉湯包」は絶品だったのでおすすめだ。
具がたっぷり入った「酸辣湯麺」はさっぱりしていて美味しかったものの、辛味は物足りなく感じた。
「酸辣湯麺」は僕の好物で、以前、東京の広尾(なぜか中華料理屋が多い)で働いていたときによく食べたのだが、もっと辛味が効いていて美味しかったような気がする。
日本人の好みに合わせて調理しているのかも知れないが、本場よりも日本で食べる方が美味しい、なんてのはよくあることだ。
この日は毎度のことながら1人での食事だったので小籠包は5個ずつ、「酸辣湯麺」は小を頼んだにもかかわらずかなりのボリュームだった。
台湾ビールを2本飲んでお会計は合計で510元(約1,800円)となかなかリーズナブルだ。
本場の小籠包に大満足し、はち切れそうになったお腹を抱えてホテルまで約2kmの道のりを歩いて帰った。
「龍袍湯包」、高雄で本場の小籠包を満喫したい方にはおすすめのお店だ。
店舗情報
営業時間:12:00~21:00
定休日:月曜日
公式サイト(中国語):http://www.tangbao.com.tw/tangbao/main/
アクセス:中央公園駅1番出口より徒歩約10~15分
住所と地図:高雄市苓雅區新田路375號
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。