はじめに
高雄の観光スポットと言えば真っ先に名前が挙がるのが龍虎塔で有名な左營蓮池潭だ。
左營蓮池潭は高雄市街地の北にある南北約1.3km、東西約0.4kmの淡水湖で、読み方は日本語で「さえいれんちたん」、中国語だと「ズオインリエンチータン」となる。
龍虎塔以外にも北極玄天上帝像や寺廟など見どころも多いので、高雄に来たら是非訪れたいスポットだ。
左營蓮池潭への行き方(アクセス)
左營蓮池潭の最寄り駅は左營駅となる。
左營駅には高鐵(高速鉄道)の左營駅もあるが、MRTの左營駅だと市街地中心部の美麗島駅からレッドラインで北に6つ目の駅で、所要時間は15分程度。
左營駅から左營蓮池潭まではバスでも行けるようだが、今回は駅前に停まっているタクシーを利用した。
タクシー料金は行きも帰りも110元(400円程度)だった。
左營蓮池潭の龍虎塔へ
タクシーの乗車時間は数分程度で、龍虎塔(読み方:ロンフーター)の目の前で降ろしてくれた。
淡水湖には所々に蓮の花が咲いており、どこか極楽浄土を連想させる。
龍虎塔は龍の口から入って虎の口から出ると善人になると言われているそうだ。反対から入ったらどうなるかは知らない。
「善人とは一体何ぞや?」と蓮の花を眺めながら自分の頭の中で禅問答を始めたが、答えが出そうもなかったのでしきたりに習い龍の口から入ることにした。
龍虎塔の上からは左營蓮池潭の景色が一望できるが、手すりがそれほど高くないので落ちてしまわないように気を付けよう。
龍虎塔に登った後は、出口である虎の口へと向かう。
龍虎塔から湖畔を歩く
龍虎塔を後にし、湖畔の遊歩道を北に向かって歩くと観音騎龍像と春秋閣がある。
こちらには虎はいないようだが、龍の口から入って湖の上に伸びた道を進むと五里亭がある。
この日はとても天気が良くまさに南国と行った陽気で、湖畔の遊歩道を歩いていると汗ばんでくる。
湖周辺には寺廟が立ち並び、観光客が多いせいか飲食店や屋台も多い。
五里亭から再び湖畔を北に歩くと巨大な像(北極玄天上帝像)がある。
道教の神様である北極玄天上帝の像の高さは約22mで、右手に七星宝剣を持ち、左足で蛇と亀を踏みつけている。
北極玄天上帝像は中に入ることができ、1階と2階のどちらにも小さな玄天上帝像が祀られている。
北極玄天上帝像を後にし、湖をさらに北に進もうかとも思ったのだが、この日はかなりの暑さでバテたので、龍虎塔まで来た道を戻ることにした。
後から知ったのだが、左營蓮池潭の一番北には台湾最大規模の孔子廟もあるようだ。
南端に位置する龍虎塔からはかなり歩くが、興味がある方は是非訪れてみて欲しい。
孔子廟まで行ったり湖を一周したりすると結構時間がかかると思うが、龍虎塔から北極玄天上帝像までであれば観光所要時間は2時間もあれば十分だろう。
龍虎塔まで戻り、近くのカフェでクールダウンしてから左營蓮池潭を後にした。
観光情報
営業時間(龍虎塔):8:00~17:00
定休日:無休
入場料金:無料
住所と地図:高雄市左營區翠華路1435號
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。