フィリピン滞在中に是非経験して欲しいのがアイランド・ホッピング(離島巡り)だ。セブ島、マクタン島(セブ島と橋で繋がっている空港がある島)の周辺にも小さな島が多く、ボートをチャーターしてそれらの島を巡る。
アイランド・ホッピングを手配してくれたのは友人のマットだ。マットはイギリス出身だが、フィリピン人とのハーフで現在はフィリピン人と結婚してマクタン島に住んでいる。マットは僕の7年来のオンライン英会話の先生なのだが、10年以上もフィリピンに住んでいてガイドの仕事もやっているので現地の情報に非常に詳しい。
今回アイランド・ホッピングをしたのはマクタン島周辺の島々だ。朝9時過ぎにオーストラリアからの友人ギルバートと共にセブシティのホテルをタクシーで出発し、マットが待つマクタン島へと向かう。セブシティからマクタン島まではタクシーで約40分、タクシー代は250~300ペソ程度だったと思う。マクタン島のショッピングモールでマットと待ち合わせ、彼の車でボート乗り場まで向かう。
ボートのチャーター代は1日3,500ペソだった。本当は4,000ペソらしいのだが、マットは頻繁にボートを利用しており、知り合いなので安くしてくれたらしい。しかし、後から知ったことだがマットはスタッフに「友達とアイランド・ホッピングをするから安くして欲しい」としか伝えておらず、後で僕が日本人であることを知ってスタッフは怒ったらしい。やはり日本人はカモなのだろうか。確かに1日のボートのチャーター代が4,000ペソ(約8,000円)は日本人にとっては安いだろうが、日本人だからって値段が上がるのはどうも納得がいかない。
さらにボート乗り場には物売りのおばさんが2人いて、執拗にブレスレットやネックレスを売ろうとしてくる。ここでもオーストラリア人のギルバートに対しては簡単に引き下がり、日本人の僕にはずっとついてくる。「アイランド・ホッピングするからまた後で」と言ってその場はなんとか逃れたものの、アイランド・ホッピングをした後に戻ってきたらまだいたので結局買う羽目になってしまった。
引き潮でボートが岸までこれないので、小さな手こぎのボートに乗り込んでチャーターしたボートまで向かう。今回アイランド・ホッピングに参加したメンバーは、僕の他にはギルバート、ガイド役のマット、マットのフィリピン人の義弟の4人だ。その他にはボートの操縦士と2人の小さな子供もいた。
マクタン島、セブ島をバックに総勢約7名で出発する。天気は良かったのだが、思ったよりも揺れる。マットによるといつもは穏やからしいのだが、丁度その頃台風が発生して台湾あたりに向かっており、そのせいで波があったようだ。ボートの揺れに若干気持ちが悪くなりながら、最初の島へと向かう。
セブ・マクタン島でのアイランド・ホッピング Vol.2~チャーターボートで2つの島巡り~に続く