はじめに
高雄滞在中、市街地の西に位置する英国領事館(打狗英国領事館文化園区)と西子湾(シーズーワン)ビーチを訪れてきたので以下にご紹介したい。
少し歩くが、どちらも西子灣駅から徒歩でアクセス可能だ。
どちらも景色が綺麗な場所だが、夕日スポットとしても人気があるので夕暮れ時に訪れるのも良いだろう。
近くにはフェリーで行く旗津半島(チージンバンダオ)もあるので合わせて観光するのもおすすめだ。
英国領事館
英国領事館(打狗英国領事館文化園区)は、1866年に建築された高雄市内に現存する最古の西洋式建築物だ。
英国領事館は西子灣駅から西に1.2kmくらいのところに位置している。
高雄港沿いをしばらく道なりに歩いて行くと、「打狗英国領事館官邸景観歩道」という案内版があったのでそれに従って進むことにした。
細い坂道を歩いて行くと、英国領事館の裏手に到着した。
英国領事館の隣には霊興殿というお寺がある。
英国領事館の入り口で99元(約360円)の入場料金を支払うと、入場券の他、日本語のパンフレットや館内のカフェなどで使用可能な30元のクーポン券をくれた。
領事館内には写真や資料が展示されている。
館内を一通り見て回った後、敷地内にあるカフェで休憩することにした。
カフェからは高雄港が一望できる。
屋外で港を眺めながらいただくカプチーノは格別だったが、まだ4月だというのにとにかくよく蚊に刺される。高雄の蚊は南国の蚊らしく、動きがのろくてねちっこく身体にまとわりついてくる。
ところでイギリスと言えばアフタヌーンティーなので、後から紅茶にしておけば良かったと若干後悔した。
アフタヌーンティーと言われると、どうも貴族のイメージが湧いてきて日本人の僕はなんだか恐縮してしまうのだが、要は午後の紅茶である。
高台にある英国領事館からの眺めは格別だ。
この日はあいにくの雨模様だったので夕日を見ることはできそうもなかったが、晴れた日には夕暮れ時の高雄港を綺麗に望むことができるだろう。
歴史に興味はなくても、英国領事館では眺めと雰囲気を味わうだけでも十分に入場料金を支払う価値はあるように思う。
英国領事館の観光情報
営業時間:9:00~19:00(平日)、9:00~21:00(土日祝日)
定休日:第3月曜(夏休み期間除く)
入場料金:99元
公式サイト(英語):http://britishconsulate.khcc.gov.tw/eng/home01.aspx?ID=1
住所と地図:高雄市蓮海路20號
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。
西子湾ビーチ
英国領事館から高雄港へ降り、港沿いの道を北に歩いて次は西子湾(シーズーワン)のビーチへと向かう。
中山大学のキャンパス内を通り抜け、しばらく道沿いに進むと駐車場の入り口ゲートがあるのでそこを左に曲がるとビーチが見えてくる。
西子湾は地元でも人気の夕日スポットらしく、ここから見る夕日は高雄八景の1つに数えられるほど有名だ。
しかし、ここ数日の悪天候の影響もあるのかもしれないが、西子湾のビーチの砂浜も旗津半島のビーチと同じく黒ずんでいた。
ビーチに到着してすぐに雨が降ってきたので、早々と西子湾を後にして高雄市中心部に戻ることにした。
この日は天気が悪いのが残念だったが、英国領事館と西子湾ビーチ、どちらも高雄市中心部からそう遠くないので、気軽に行ける景色の良い観光スポットを探している方にはおすすめだ。