初めての高雄。右も左も分からないので、とりあえず港町らしい雰囲気を味わいたいと思い、ガイドブックを頼りに旗津半島(読み方:チージンバンダオ)に行ってみることにした。
旗津半島は高雄市の西側、高雄港を取り囲むように伸びている長さ11.3kmの細長い島で、元々は陸続きだったらしい。
旗津半島へは高雄市中心部からMRT(地下鉄)とフェリーを使って30分もあればアクセス可能だ(フェリーの待ち時間がない場合)。
滞在しているホテルを出て、まずは歩いて美麗島駅へと向かう。高雄の街は碁盤の目のようになっており、京都と同じで慣れると歩きやすい。
高雄の中心部にある美麗島駅はステンドグラスで有名で、「世界で最も美しい地下鉄駅ランキング」で2位にランクインしたこともあるそうだ。
美麗島駅の構内にはゴミも落ちておらず、大阪の地下鉄なんかに比べるとかなり綺麗に感じる。
ICカードもあるようだが、とりあえず券売機で片道切符(プラスチック製のトークン)を購入することにした。
券売機は英語に加えて日本語の案内も選択できるので購入は簡単だ。
美麗島駅から旗津半島行きフェリー乗り場の最寄り駅である西子灣駅までは20元(約70円)だった。
乗車の際にはトークンを改札口にタッチして、降車の際には投入すれば良い。
台湾の電車は日本の電車と大差ないが、MRTの車内では飲食等は禁止されているので気を付けよう。
西子灣駅は美麗島駅から3つ目の駅で、乗車時間はほんの5分ほどだ。
西子灣駅に到着後、1番出口から出て案内に従って数分ほど歩くとフェリー乗り場に到着した。
フェリーの運賃は片道40元でお釣りは出ないようだ。帰りのフェリーでは小銭の持ち合わせがなかったが窓口で両替してくれた。
旗津半島行きのフェリーは約10分おきに運航している。休日は混むようだが、この日は日曜日にもかかわらずあいにくの天気だったためか待ち時間なく乗船することができた。
フェリーにはバイクや自転車を乗せていくことも可能だ。
なお、フェリーの料金や時刻表の詳細に関してはこちらのサイト(中国語)を参考にして欲しい。
旗津半島までの乗船時間は5~10分程度だ。
4月でも高雄の気温は日中30度近くまで上昇するが、この日は雨模様だったこともあってかTシャツの上に長袖シャツを羽織って丁度良い気候だった。
高雄港の景色を眺めているうちに、フェリーはあっという間に旗津半島に到着した。