台湾南部に位置する第2の都市、高雄(Kaohsiung)にやって来た。今回が初めての台湾だ。
大阪の関空(関西国際空港)から高雄まではLCCのピーチ航空が直行便を就航している。
今回の航空券の料金は座席指定と受託手荷物を含めて片道で約18,000円だった。
なお、大阪から高雄にはピーチの他にも数多くの便が飛んでいるので、スカイスキャナーなどで自分に最適の便を探して欲しい。
ピーチ航空で国際便を利用するのは今回が初めてなのだが、沖縄に行くときに頻繁にピーチを利用していることもあって、飛行時間も大差ないのであまり外国に行く感じはしない。
関空を出発して、3時間ちょっとで高雄国際空港に到着。
沖縄の八重山諸島よりも南に位置していることもあって高雄はかなり暑く、4月にもかかわらず日中の気温は30度近くまで上がる。
空港からはタクシーを利用して高雄市内にあるホテルへと向かう。
台湾のタクシーは日本と違って左ハンドルの右側通行なのだが、いつものクセでつい左側から乗車してしまった。
空港から市内中心部にあるホテルまでのタクシー料金は275元(1,000円弱)だった。
タクシーメーターに表示された金額よりも渡されたお釣りが若干少ないようだったので後から調べてみたのだが、どうやら空港からのサービスチャージ(50元?)がかかるみたいだった。
いずれにせよ、タクシー料金は日本に比べるとかなり安く、半額程度に感じる。
ホテルに到着したのは丁度チェックイン時刻の午後3時頃。
まだ昼食を取っていなかったので、ホテルの部屋に荷物を置いてから近場を散策がてらレストランを探すことにした。
ホテルの近くに「京城扁食」というローカルな雰囲気のレストラン(食堂)を発見したので入ってみることにした。
台湾にある他の多くのレストランと同様、カウンターにあるオーダーシート(注文票)に自分で記入して注文するスタイルだ。
何やら美味しそうな牛肉飯(110元)をオーダーし、台湾ビール(70元)を冷蔵庫から取って席に座る。
ラー油が入っているスープは少々脂っこかったものの、どうも台湾は日本と地理的に近いこともあってか、料理の味はどこかで食べたことのあるような味ばかりで美味しかった。
それにしても高雄の人はとにかくフレンドリーで親切(沖縄の人を積極的にしたような感じ)で、初めての台湾ということもあって所々立ち止まっていると、すぐに声を掛けてきてくれる。
この日だけで、4人もの人がカタコトの英語やジェスチャーなどで手助けしてくれた。
外国人丸出しだったのだろうか。正直、そんなに困っているわけではなかったのだがその気持ちだけでも嬉しいものだ。
この日は移動で疲れていたので、食事を済ませた後はコンビニでビールを買って早めにホテルに戻ることにした。
こうして、高雄の暑さと現地の人々の優しさに包まれ、台湾初日の夜は更けていった。