那覇市の国道58号線、久茂地(くもじ)の角にゴーゴーカレーがある通りを入ると、「Bar和香(わか)」というバーが佇んでいる。外観はいかにも大人の隠れ家といった雰囲気だ。
今回初めての那覇ということもあり、松山の滞在ホテル周辺で一人で飲めるバーを探していたところ、以前ご紹介した居酒屋「旬菜処びいどろ」の店員がこのお店を紹介してくれた。食べログのランキングでも現在那覇のバーで1位にランクインされており、かなり人気があるお店のようだ。
「Bar和香」はオーセンティックバーで、店内は落ち着いたおしゃれな雰囲気。ちなみにオーセンティックバーとは、カジュアルバーとは違って、ホテルにあるようなちょっと格式高いバーのことだと思えば良い。
僕はバーで一人静かに飲むのが好きなので、混んでいることも多いのは残念であるが、ホテルのロビーにでもありそうな椅子は座り心地が良くゆったりとしている。カウンター席の他にテーブル席もある。
「Bar和香」のおすすめドリンクはワサビや味噌などを使った和風カクテルと季節のフルーツカクテルだ。
なんだか珍しい和風カクテルも気になったが、味が想像出来なかったので無難にフルーツカクテルをオーダーすることにした。いただいたのはキウィとバナナのフルーツカクテル。値段は1,000円と安くはないが、どちらも手が込んでいて美味しい。
もちろんカクテル以外にビールなども置いているが、せっかくなので他のバーにはないこのお店独自のドリンクを味わいたいところだ。ホテルのすぐ近くということもあって那覇滞在中このお店には3度ほど訪れたが、フルーツカクテルは量が多くお酒もまあまあ強いようで、フルーツカクテルを中心に1~2杯ゆっくりと飲んで帰ることが多かった。
宮古島とは違い、那覇のバーではチャージを取るところがほとんどだ。「Bar和香」のチャージは600円で、おつまみ(お通し)をナッツ、チョコレート、漬物の3種類から選ぶことが出来る。
今回の那覇滞在中、食事は主に居酒屋で済ませたのでこのお店で食事をすることはなかったのだが、このお店ではフードメニューも豊富にあり、特にカレーが人気あるようだ。次回訪れた際は和風カクテルと合わせて挑戦したい。
那覇は都会ということもあってか、バーの店員もベストに蝶ネクタイをしてビシッとしている人が多い。会話もどことなくスマートだ。お客さんもスーツ姿の人が多く、大阪のホテルのバーにでも来たような気分になり、残念ながら沖縄らしい雰囲気を感じることは出来ない。
このバーのオーナーは僕と同い年の女性で、店員もみんな若かったが、接客は丁寧で一人で行くと気遣って話しかけてくれたりする。これも人気店の秘訣だろうか。
那覇に来た際にはまた訪れよう。ご馳走様でした。
「Bar和香(わか)」所在地:那覇市久茂地2-14-14