久高島の集落周辺を散策し、食堂・カフェ「パーラーさばに」でイラブーそばを堪能

久高島の集落

久高島の人口は270名程度らしい。島には小中学校があるが、この人口なので島には中学生が少ないようで、久高島留学センターという施設が全国各地から山村留学に来る中学生を受け入れているようだ。

久高小中学校

久高小中学校

久高島留学センター

久高島留学センター

集落には昔ながらの家が多いが、沖縄本島に近いこともあってか、アパートらしき結構近代的な建物もある。

久高島の集落

久高島の集落

集落の周辺を歩いていると、沖縄の離島らしく所々で猫を目にする。

久高島の猫

久高島の猫

フェリーが発着する徳仁港(とくじんこう)から見る海はなかなか綺麗だ。徳仁港から北の方に歩いて行くと、久高漁港の隣にメーギ浜というビーチがある。メーギ浜は海水浴場として整備されているので、久高島ではここで泳ぐ人が多いようだ。もちろん、1月末は泳ぐには寒すぎるので、この日は泳いでいる人を目にすることはなかった。

徳仁港(とくじんこう)の海

徳仁港(とくじんこう)の海

海水浴場になっているメーギ浜

海水浴場になっているメーギ浜

木々に囲まれた道を抜け、集落を進むと奥には外間殿(ふかまどぅん)がある。琉球の創世神アマミキヨ(アマミク)を含む7つの神様が祀られている島の重要な祭祀場らしい。旧正月にはここで儀式が行われるようだ。

木々に囲まれた道を歩く

木々に囲まれた道を歩く

外間殿(ふかまどぅん)

外間殿(ふかまどぅん)

久高島の民宿や食堂(レストラン)は徳仁港の近くに集まっている。徳仁港の近くには3件ほど食堂があり、せっかくなので久高島名物のイラブー(ウミヘビ)を食べたいと思い、お昼前に「パーラーさばに」という食堂兼カフェに行ってみることにした。「パーラーさばに」は徳仁港を上がったところの左手にあり、レンタサイクルもやっているようだ。

「パーラーさばに」外観

「パーラーさばに」外観

「パーラーさばに」店内

「パーラーさばに」店内

この日オーダーしたのはイラブー練り込みそば(1,100円)。麺にイラブーが練り込んであり、出汁にもイラブーが使われているようだ。イラブーを使ったメニューは他にもイラブー汁定食(2,000円)やイラブーのぶつ切りが入ったイラブー入りそば(1,600円)があるが、イラブーを食べるのは初めてということもあり、食べられなかったら困るのでまずはイラブー練り込みそばに挑戦することにした。

イラブー練り込みそば

イラブー練り込みそば

イラブー練り込みそばの上にはてびち(豚足)が乗っており、外見は普通の沖縄そばと変わらない。味は若干濃い目だが、ほとんど臭みもなく美味しかった。

正直、普通の沖縄そばの方が美味しいと思うが、栄養たっぷりで若返りの効能があるのであれば毎日でも食べたいところだ。次回久高島に訪れた際はイラブーの肉にも挑戦したい。

「パーラーさばに」では料理をオーダーすると温かいお茶を付けてくれる。食後には人の少ない店内でお茶を飲みながらのんびりとする。店内には安室奈美恵など芸能人のサインが飾られていた。

お腹が一杯になった後は、港周辺のビーチを散策しながらフェリーを待つことにした。

徳仁港近くのピザ浜

徳仁港近くのピザ浜

沖縄の小さな離島で自然に囲まれのんびりしていると、退屈を感じることはあってもストレスを感じることはほとんどない。今回の久高島での1泊2日の滞在中、神様の存在を感じることは出来なかったが、自然に触れて心が癒やされただけでも十分だ。午後1時発のフェリーに乗り込み、久高島を後にする。いつかまた、都会での生活に嫌気が差したら訪れたいと思う。

徳仁港から沖縄本島行きのフェリーに乗り込む

徳仁港から沖縄本島行きのフェリーに乗り込む