カナダに留学に行っていた友人が帰ってきたので久々に2人で食事に行くことにした。焼き鳥が食べたいということでやってきたお店はJR高槻駅前にある「赤焼瓶(あかしょうびん)」。アルプラザの北側、アクトモール商店街を曲がった小さな通りにある。
木の香りがする古風な外観から中に入ると小ぶりの店内にカウンター席が並んでいる。お店は縦に長く、奥には座敷席もあるようだ。カウンターには宮古島まもる君がいた。こんなところで再開するとは思わなかったよまもる君。
この日は平日(水曜日)の夜7時に予約していったのだが、このお店に入ったときにはお客さんはまだ1組もおらず、カウンター席の一番端に座ることが出来た。
赤焼瓶では焼き鳥(串焼き)と沖縄料理をメインで提供している。高槻で焼き鳥と沖縄料理なんて、なんとも奇妙な組合せだ。店内には沖縄の小物や泡盛の瓶が並んでおり、沖縄の雰囲気たっぷりだ。お店の人と話す機会はなかったが、沖縄出身の人だろうか。
カウンター席に座り、まずは生ビールを頼んでお通しの豆腐と一緒にいただく。残念ながら生ビールはキリンでオリオンビールではない。缶のオリオンビールは置いてあるようだ。まぁ、沖縄に行ったら嫌というほど生のオリオンビールを飲むのでそこまで飲みたいとは思わないけど。
前菜のトマトに焼き鳥(串焼き)を何本か頼む。つくね、せせり、万願寺ししとう、そして山芋。どれも美味しかった。山芋の串焼きなんてあまり食べる機会がないが、シャキシャキとしていて歯ごたえがある。
このお店では泡盛の種類も数多い。僕は焼酎よりもビール派なので沖縄に行っても泡盛はあまり飲まないのだが、せっかくなので宮古島の泡盛「菊之露」をいただくことにした。琉球ガラスのグラスに入って出てくる。沖縄よりも沖縄らしい。
他に頼んだ串焼きはズリ、かっぱなんこつ、地どり串焼き、うずらベーコン、そしてボンジリ・・・。これまた沖縄の居酒屋で注文することも少なくなったが、せっかくなのでこのお店の目玉の沖縄料理を食べたいと思い、ゴーヤチャンプルをいただくことにした。
ボンジリは絶品だった。このお店に来たなら是非食べて欲しい。しかし、何故かボンジリの写真だけ取り忘れてしまった。ゴーヤチャンプルも一つ一つの素材が大きく切ってあり、しっかりとした食感と味でとても美味しい。今まで沖縄で食べたゴーヤチャンプルとは違い、そして今まで食べたゴーヤチャンプルの中で一番美味しかった。これなら毎日でもいける。
途中2組ほどカウンター席にやってきて、奥の座敷席にもグループのお客さんがやってきたが、座敷席とは少し距離があることもあり静かでゆっくりと食事を楽しむことが出来た。カウンターは禁煙席と喫煙席に分かれているようだ。
こんなお店に来ると、ついつい沖縄の話をしたくなる。注文した料理は全てサラッと平らげ、旅行話に花が咲き、小腹が空いたところでお酒のアテにじゃがバター、そして締めには焼おにぎり(しょうゆ・みそ)とねぎまをいただく。
結構食べたような気がするが、お会計は2人で9,000円ちょいとリーズナブルなお値段だった。毎日のように通る道の近くに、沖縄を感じられるお店があるとは思わなかった。沖縄が恋しくなったらまた来よう。ごちそうさまでした。
赤焼瓶(あかしょうびん)所在地:高槻市芥川町1-10-27