あべのハルカス美術館で開催中の「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち」を訪れた。
この日は相変わらず35度を超える猛暑日だったが、最寄り駅からJR京都線に乗り込み、大阪駅で環状線に乗り換えて、天王寺駅からあべのハルカスまでは直結しているので、ほぼ屋内で移動できてまぁまぁ快適だ(自宅から最寄り駅までが一番暑い)。
本展では、ドイツのヴァルラフ=リヒャルツ美術館が所蔵する作品が展示されている。
ゴッホの作品は『跳ね橋』を含む2点のみだが、他にもクールベ、マネ、シスレー、モネ、ルノワール、シニャック、マティスなど、名だたる画家の作品が70点展示されており、やはりゴッホの有名作品目当てなのか、平日の昼間にもかかわらず混雑していた。
大阪市立美術館に行ったときも思ったけど、あべのハルカスや通天閣が近いせいか、天王寺にも随分と外国人観光客が増えたように思う(中国語がよく聞こえてくる)。
そういや、以前は天王寺など大阪市中央区以南はほとんど訪れる機会がなかったけれど、美術館に行くようになって、色々な街を訪れるようになったなぁ。
本展の作品の多くは写真撮影可能だが、絵画を最前列で眺めて写真を撮ろうとすると、必然的に行列に並んでカニ歩きで進む羽目になる。
マネの『アスパラガスの束』はゴッホの『跳ね橋』と並んで本展の目玉らしい。食物や静物画はあまり好みじゃないけれど、大根みたいな巨大なアスパラガスは迫力があったなぁ。
あとは、当時のヨーロッパの港町とか風景って、単純に絵になるよね。大阪のビル群を油絵で描いても、無機質で面白くないと思うわ。
ゴッホの『跳ね橋』は目を惹く作品だったけど、『夜のカフェテラス』もこの『跳ね橋』も、実物を見ると思ったよりも明るい色使いだ。
『星月夜』とか青と黄を使った作品は好きだけど、ゴッホの作品は比較的わかりやすいものが多くて、最近はモネとかルノワールとかの、もう少し曖昧で柔らかな筆致の方が好みかなぁ。
ゆっくりと進みながら本展を観終わり、出口にあるグッズ売り場で本展の図録、『跳ね橋』と『アスパラガスの束』のチケットファイルを購入して、あべのハルカスのレストラン街で昼食を取ることにした。
「あべのハルカスダイニング」は3階にわたって多数の飲食店が入っているが、猛暑と冷房が身体に堪えたのか、それとも展示会の人の多さのせいか、疲れたので、空いているレストランにサクッと入ることにした。
京都生まれのとんかつレストラン「かつくら」でカツ重をいただいたが、1,500円程度とリーズナブルな値段の割に、カツも味噌汁も漬物も上品な味で美味しい。
あべのハルカスを訪れるのは今回が初めてで美術館と展望台のチケットをセットで購入していたので、食後に展望台「ハルカス300」を訪れることにした。
展望台では、地上約300mの高さから曇りがかったスカイブルーの空の下に広がる大阪の街を一望することができた。まぁ、360度ビル群ばかりで、正直のところ大して感動しないんだが。
しかし、全面ガラス張りになっているけれど、やっぱり高いところが苦手だから怖いわ。足がすくむし、タワマンの高層階とか住めないなぁ。
人は多くて疲れたけど、「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち」、作品は良いものが多くて十分に満足できた。
次は京都国立近代美術館で開催中のフォンタネージ展行こうかな。あ、もうすぐフェルメール展だ。



