首里城の有料区域・奉神門を通って朱色の正殿へ(入場料金、所要時間など)

首里城正殿

券売所(広福門)で買ったチケットを見せて、「神を敬う」という意味の名を持つ奉神門(ほうしんもん)をくぐって有料区域へと進む。奉神門には3つの入り口があって、中央の入り口は国王や身分の高い人だけが通れたらしい。

首里城公園の無料区域(守礼門から下之御庭まで)はこちら

なお、奉神門から首里城正殿へと続く有料区域への入場料金は一般の大人で820円だ。モノレールフリー乗車券利用者への割引料金、団体料金や年間パスポートもあるようだ。入場料金の詳細に関しては公式サイトを確認して欲しい。

奉神門(ほうしんもん)

奉神門(ほうしんもん)

奉神門をくぐると、首里城正殿前の御庭(うなー)と呼ばれる広場に出る。御庭に出て、まずは右手にある南殿・番所(なんでん・ばんどころ)に入り、書院・鎖之間(しょいん・さすのま)へと向かう。南殿は資料館となっており、写真撮影は禁止されている。

首里城正殿前の御庭(うなー)

首里城正殿前の御庭(うなー)

鎖之間では、310円で琉球王国時代の伝統菓子とさんぴん茶(ジャスミン茶)を味わうことが出来る。鎖之間は王子の控所だったらしいが、雰囲気も良くてゆっくりと出来るので見学途中の休憩におすすめだ。

鎖之間(さすのま)

鎖之間(さすのま)

琉球菓子は花ぼうる、くんぺん、ちいるんこう、ちんすこうの4種類。ちんすこう以外は聞き慣れない名前であるが、どれも上品な味で美味しく、温かいさんぴん茶に良く合う。さんぴん茶はおかわり自由なので、当時の琉球王国の雰囲気を味わいながらのんびりとしよう。

鎖之間の琉球菓子にさんぴん茶

鎖之間の琉球菓子にさんぴん茶

書院・鎖之間からは庭園を望むことが出来る。この書院・鎖之間庭園は国の名勝に指定されているらしい。

書院・鎖之間(しょいん・さすのま)庭園

書院・鎖之間(しょいん・さすのま)庭園

書院・鎖之間を通り抜けて首里城正殿へ。約500年にわたり琉球国王の居城であった首里城正殿は、1945年の沖縄戦で焼失したが、1992年に沖縄の本土復帰20周年を記念して18世紀の首里城をモデルに復元されたらしい。沖縄の青い空に朱色の城が映える。

首里城正殿

首里城正殿

大庫理(うふぐい)と呼ばれる首里城正殿の2階には、王家の行事を執り行うときに国王が鎮座した御差床(うさすか)と呼ばれる玉座がある。

首里城正殿2階の御差床(うさすか)

首里城正殿2階の御差床(うさすか)

首里城正殿を通り抜けて最後に北殿(ほくでん)へ。北殿には資料や模型が展示されており、お土産などを販売している売店もある。

北殿(ほくでん)にある首里城の模型

北殿(ほくでん)にある首里城の模型

北殿で有料区域は終了となる。首里城見学にかかる所要時間は、無料区域の守礼門からスタートして有料区域の北殿まで2時間もあれば十分ではないだろうか。この日は食事や那覇市街地間の移動時間を含め、首里城観光に要した時間は大体半日(4~5時間くらい)だった。

首里城公園内をのんびりと散策したり、展示品の説明書きをじっくりと読んだりして1日かけて回るのも良いかもしれない。今回初めての首里城ということもあり、公園内で訪れることが出来なかった見所もいくつかあったので、また次回ゆっくりと見て回りたいと思う。

首里城公園内の風景

首里城公園内の風景

帰る前に首里城公園内の広場で沖縄のアイスクリームチェーン店「ブルーシールアイスクリーム」のマンゴーソフトクリームをいただいた。1月末に外で食べるアイスがこんなに美味しいとは思わなかった。

ブルーシールアイスクリームのマンゴーソフトクリーム

ブルーシールアイスクリームのマンゴーソフトクリーム