神戸市立博物館で開催されている、「大ゴッホ展」を見に行ってきた。

神戸市立博物館
「大ゴッホ展」の目玉は何と言っても世界で最も有名な絵画の1つである『夜のカフェテラス』だが、本展示会は2月1日(日)までの開催で終了間近ということもあって、平日にもかかわらず予約優先という盛況ぶりで、入場まで外で30分ほど待つ羽目になってしまった。

ゴッホ。死んでから評価された不遇の天才
展示会内も「ここは梅田の地下街か」と思うほどの混雑ぶりで、最初はウンザリさせられたが、絵画が展示されている最前列で絵を眺めながら前の人に合わせてゆっくりカニ歩きのように動いていくと、あまり煩わしさは感じない(たまに突っ込んでくるのはなぜかおばちゃんが多い)。
ここ2年ほどは仕事がそれなりに忙しかったのだが、年末年始休暇は当然、今年は年が明けてもなぜか仕事が暇で(問い合わせはそれなりにあるものの全然進まない)、最近は予備試験の勉強と運動に精を出している。
まぁ、東大理IIIに入るよりも難しいと言われている予備試験の勉強をしているだけでも十分に忙しいのでやることがなくなることはないのだが、仕事が暇なのは天からのメッセージだと思って、焦らずにのんびり過ごすようにしている。
あまり仕事をしていないと経済的な不安が頭をもたげてくるものの、勉強とラン&筋トレに集中し、たまに外出して美術館などに行くだけでも十分に幸せな人生だと思う(どれも脳が喜ぶ活動だ)。
ゴッホは、経済的な困窮の中、精神疾患を抱えながら生涯独身で絵を描き続けて過ごし、はたして幸せだったのだろうか。
「大ゴッホ展」では『夜のカフェテラス』を含む5つの作品のみが撮影可能となっていた。しかし、これだけ混雑していると、撮影可能の作品が多ければカオスになるだろうな。
『夜のカフェテラス』は、最前列で見るためには特別の列に並ばなければならず、結構待った後に1枚だけ正面から撮影可能という過酷な条件の中で撮影した渾身の作品が以下である。
ちょっとずれている。
まぁでも、本とかメディアでも見るし、後で図録も買うから、実物を見る以外に写真を撮る意味は果たしてあるのだろうかといつも疑問に思う。
『夜のカフェテラス』の肉筆の複製画は僕の事務所にも飾っているのだが、実物の『夜のカフェテラス』は、思ったよりも青が色鮮やかだった。
なんだか夕暮れ時のブルーモーメントのようで、『星月夜』のように心がざわつくことはなく、見ていると心が落ち着いて何時間でも眺めていられる作品だ(もっとも、『星月夜』も実物は違う印象を受けるのかもしれないが)。
フェルメールの『窓辺で手紙を読む女』を実際に見たときも涙が込み上げてくるほど感動したが、やはり有名作品の実物は素晴らしい。
そういや、大阪中之島美術館では夏に『真珠の耳飾りの少女』が展示されるらしい。お気に入りの美術館で展示される一番好きな作品、これは何としても見なければならない。
今度は開催直後に訪れようと誓って、神戸市立博物館を後にした。




