目次
はじめに
ここのところ、宅配ピザにハマっている。
年度末ということもあってか3月はやけに忙しく、夜遅くまで仕事をしていてストレスでお酒が飲みたくなったときに、コンビニまでお酒を買いに行くのも面倒くさく、夕食を兼ねてネットオーダーしたのが始まりだ。
近くにはピザーラだけではなくドミノピザもあるが、お酒が置いているのでピザーラの方が良い。
ピザーラは高いという声も耳にするが、2人前はあろうかというピザが2,000~3,000円程度だし、ナゲットなどのクーポンもあるし、お酒もコンビニ価格に毛が生えた程度で外食することを考えると安い。
ビールを飲みながら1人前のピザとナゲットなどのサイドディッシュを頬張り、余ったピザは冷蔵庫に保存して翌日のランチにしている。
ピザーラではパエリアも提供しており、先日は地中海パエリアを頼んでみたが、思ったよりも本格的で美味しかった。
地中海パエリアに氷結のシチリア産レモンを合わせると、事務所の窓からは価格が高いだけの無機質で何らの魅力も感じないビル群が見えることを除いては、まるで地中海のマルタ共和国にいる気分である。
ひょっとすると、パエリアやピザやパスタ、それに合うお酒、そして海があれば人はこの上なく幸せになれるのではないだろうか?
なんでこんなクソみたいなところに終日閉じこもって仕事をしなければならないのか。
しかし、これを注文してからたった30分程度(もちろん、場所や時間帯により異なる)で配達してくれるのが素晴らしい。
誰だこんな便利で画期的なシステムを考えたのは。え?1960年からあるのか?
これから週に1回は利用することにしよう。
それはともかく、引っ越しの季節ですね。お身体ご自愛して頑張ってください。
僕も当面はずっと大阪にいることになりそうだけど、そろそろ沖縄の離島にでも旅行に行こうかな。
『リエゾン(1)ーこどものこころ診療所ー』ヨンチャン、竹村優作
本作の主人公は、自らも発達障害を抱えながらクリニックで勤務することになった研修医の女性なのだが、最初の方はこの研修医もマンガの絵もあまり好きにはなれなかった。
著者が精神科医ではないせいか、発達障害の描写に納得できないところがあったり、とりわけこの手のマンガに多いのだがIQやWAIS(知能検査)に関する描写に疑問符が付くことがある。
主人公の研修医の女性は発達障害とかいいながら、WAISの検査をしてみたところ平均IQが130出て「IQは低くない」と書かれていたのだが、凹凸があるにもかかわらず平均IQ130といったら結構な天才レベルである(医者や弁護士でも優秀な部類に入るだろう)。
しかし、この研修医のドジなところはともかく天才的なところは全く垣間見えない。
同じ医療マンガなら脳外科医のアンメットや精神科医のヨワイの方が面白く、2~3巻あたりで読むのをやめようかとも思ったのだが、段々と登場人物の子どもや家庭にもリアリティが増してきて面白くなってきたので読み続けている。
ただ、発達障害、精神障害や知的障害を持つ子どもは、逃げ場のない学校や家庭で辛い思いをしていることが多いから、読んでいるとこっちまで辛くなって憂鬱になるわ。
障害もギフテッドも理解が進むのは良いことだけど、国にはそのような子どもに対するサポートを進めて欲しいところである(この国にそこまでの余裕があるとは思えんが)。
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』村上春樹
彼が言うように、のんびりする旅も良いが旅は何らかの目的があった方が達成感があって良いのかもしれない(本書では本場のウィスキーを堪能するとか、例えば屋久島では屋久杉を見るために必ず登山に参加するとか)。
小さな島にもかかわらず、7つも蒸留所があるアイラ島。ウィスキーと離島好きとしては一度は訪れてみたいところである。
ボウモア(アイラ島のウィスキー)でも飲んでこようかな。
『おあとがよろしいようで』喜多川泰
引っ込み思案の彼は大学生活には期待をせずただバイト生活に明け暮れるつもりだったのだが、ふとした出会いから落語研究会に入ることになり、仲間に囲まれて少しずつ変化していく。
この著者の本はストーリーも面白くて読みやすく、ふとした気付きを与えてくれるので時折読んでいるのだが、本書でも感心したのは「個性とは徹底的に真似ることによって、そこから生まれてくる違いが個性である」という、まるで、過去の物理学を徹底的に研究してそこから新しい発見を生み出すアインシュタインのような言葉だ。
本なんてのは、そこから1つでも学ぶものがあればそれだけで読む価値があると思う。
『知的財産管理技能検定3級厳選過去問題集[2025年度版]』アップロード知財教育総合研究所 (編集)
この資格は一応国家資格なのだが、その内容は主に特許権や著作権など知的財産に関する法律で構成されており、弁理士の下位資格とも言えるものである。
試験は学科と実技の2部構成に分かれており、共に30問出題で7割取れれば合格となる。
試験はCBT(パソコン)方式があり、住んでいる市の駅前にある会場で受験できたのだが、ここ最近は忙しく勉強時間が足りないこともあってかなり苦戦してしまった。
結果として、学科が30問中22問正解、実技で30問中21問正解と、自己採点やマークに誤りがなければギリギリ合格している計算となる。
合格率が60~70%くらいと聞いていたから舐めていたけれど、思ったよりも難しかったわ。
ひょっとすると、受験生は企業の知財部門や特許事務所で働いている人、弁理士を目指している人も多いのかな?
別のテキストだけでは不安になって、本問題集を試験前に高速で3回転したけれど、これをやっていなかったら落ちていたかもしれない。
忙しいスケジュールの中、スキマ時間や就寝前の時間を活用して最低限の勉強だけやって、難易度の低い資格に辛うじて一発で合格するというこのスリルと達成感がたまらないのだが、今回は本当にギリギリで冷や汗が出たので、受かっていても逆に自信をなくしそうです。