目次
はじめに
2025年の楽しみの1つがゴッホ展。
「ゴッホ展」が7月5日から大阪市立美術館で開催されるのと、「大ゴッホ展」が9月20日から神戸市立博物館で開催される。
不安定な精神状態から37歳の若さでピストル自殺したゴッホ。彼の作品と壮絶な人生を見ていると、昔の人の人生は短くても本当に濃いものだと思う。
最近は忙しさからなかなか美術館にも行けていないのだが、「大ゴッホ展」では名作『夜のカフェテラス』も展示されるそうで、これは何としても行かなければならない。
そして、もう1つの楽しみが6月28日に兵庫県立芸術文化センターで開催されるアリス=紗良・オットのピアノ・リサイタル。
曲目は、ジョン・フィールドのノクターン、そしてベートーヴェン。
ジョン・フィールドはショパンなどに比べると知名度が低く(少なくとも日本では)、CDを探してもあまり見つからないのだが、アリス=紗良・オットの最新アルバムはジョン・フィールドの『ノクターン全集』で、ショパンにも影響を与えたと言われる元祖ノクターンを現代によみがえらせてくれる。
コンサートが予備試験の超直前期なのが痛いところだが、もう既にS席のチケットも購入したし、アリスさんの演奏から力をもらうことにしよう。
しかし、36歳のアリスさんは相変わらず美しいけれど、ドイツ人の血が流れているのもあるのか、大分貫禄が出てきたなぁ。
『Shrink~精神科医ヨワイ~』七海仁、月子
クリニックに訪れる患者の物語を通して、精神疾患、そして精神病患者を取り巻く現代日本の社会状況を学ぶことができる素晴らしいマンガだ。
発達障害、パニック障害、うつ病、PTSD、適応障害、双極性障害、不安障害など、患者が抱える問題は様々で、精神医学フェチにはたまらない内容となっている。
自殺者や心を病んでいる人が多いにもかかわらず精神科に通う人が少ない日本において、精神科医の役割は今後ますます重要なものになってくるだろう(ゴッホも精神を病んでいたし・・・)。
うーん、やっぱり来世では精神科医になろうか・・・と思ったけれど、精神疾患と分かっていながらも患者に罵倒されたりすると冷静でいられる自信はないから、研究はともかく臨床は向いていないかな。
弱井先生のように仏(ブッダ)の心を持つ人じゃないと精神科医は務まらないかもしれん。
『It Ends with Us』Colleen Hoover(リンクは日本語版)
ハンサムで仕事熱心、そしてリリーを愛してくれるライルは完璧な恋人に思えたのだが・・・
ライル「I love you」
リリー「Me too」
ある日、家でリリーが料理をしていたところ、ヴィンテージワインを飲み過ぎたこともあってか、オーブンから料理を取り出すのを忘れてしまった。
ライルが慌てて素手で料理を取り出そうとしたところ、暑くてヤケドしてしまう。
リリー「ハハハ(酔っ払い)」
ライル「(もうすぐ大事な手術なのに)俺の外科医としてのキャリアがぁぁ・・・!」
ドンッ
怒りで我を失ったライルに身体を押されて怪我をするリリー。
ライル「アイムソーリー。もう二度とやらない」
リリー「次やったら別れるで」
そして2人は一緒に暮らし始める。
ライル「I love you」
リリー「Me too」
しかし、ライルはある日、リリーのスマホの後ろに男の電話番号が書かれた紙が挟まっているのを発見する。
ライル「なんやこれはぁぁぁ・・・!」
リリー「説明聞いて」
ドアを開けて飛び出すライルを、追いかけて階段を駆け下りるリリー。
ドンッ
ドンガラガッシャン→大怪我をするリリー。
なんだこの茶番劇は。
まるで昭和のメロドラマを彷彿とさせる内容だが、しかしライルには理不尽な暴力さえ許してしまいたくなるほどの壮絶な過去があった。
果たして、暴力男とリリーとの恋愛はどうなるのか。
本書は、2022年にアメリカで最も売れた恋愛小説らしい(映画化もされている)。
英語も簡単で読みやすく、ストーリーにものめり込んでしまうのだが、日本と同じくアメリカでも最近は分かりやすい小説が好まれるようである。
『ユタ―遥かなる 神々の島―』葉月まこ
ユタとは、沖縄や奄美群島にいるシャーマン(霊媒師)であり、地元の人々の生活に根付いている(上位にノロというのもいる)。
本書では、普通の人には見えないものが見え聞こえないものが聞こえる著者の幼少時からの不思議な体験、ユタになってからの修行、そして様々な予知夢(夢の中で未来が見える)の内容が詳細に描かれている。
最近は僕も宮古島でスピリチュアルな体験をすることが多いのでユタに一度見てもらいたいのだが、ユタの話は周りでよく聞くものの、残念ながらまだ本物のユタにお会いしたことはない(気付いていないだけかもしれないが)。
ユタも高齢化が進んでいるようなので、近いうちに沖縄か奄美大島に行ったら、予約をしてカウンセリングを受けてみようかと思っている。
『最短合格 知的財産管理技能検定(R)3級 特許法・著作権法・各種法律がよくわかる一番やさしいテキスト (まっすぐ合格シリーズ)』林哲彦(著)、資格スクエア弁理士チーム(監)
知的財産管理技能検定の内容は、特許法・実用新案法、意匠法、商標法、著作権法などで構成されており、弁理士の下位資格とも言えるものである。
弁理士を目指さなくとも、ネットやSNSの普及で著作権侵害が当たり前のように行われている現代では、基本的な知識を習得するだけでも十分に役に立つだろう。
3月に受験する予定だが、果たしてこれ一冊で合格できるのだろうか。