2024年は目まぐるしく過ぎた1年だった。考えてみれば、3月からろくに本ブログを更新していないことに気付く。久しぶりの更新となるが、この1年間を簡潔に振り返りたいと思う。
以前の記事で書いたが、今から約1年前の2023年12月に宮古島の石庭を訪れてサンゴの化石からパワーを貰って以来、その効果かどうかは分からないものの、何故か色々な仕事が入ってくるようになってしまった。
仕事に関しては、元々の本業である翻訳(法人)の仕事はコロナ禍でなくなっていた仕事が徐々に戻ってきたし、今年で4年目となる司法書士(個人)の仕事は少しずつ依頼が増えてきた。
司法書士に関しては、仕事だけではなく研究にも注力していた。インバウンド需要の増加に伴って設置された司法書士会の渉外業務に関する研究会に昨年から所属しているのだが、海外の相続法や国際私法の研究、会員に配布する冊子の作成、司法書士会の英語ページの作成などでかなりの時間が取られてしまった(真夏の土日は、ほぼほぼ研究と文章の執筆で潰れた)。
冊子用に文章を書いていると執筆意欲は満たされるし研究も楽しく、自分の司法書士としてのキャリアを考えると研究会は続けた方が良いのだが、仕事だけならまだしも勉強に対する可処分時間が減ってしまうので、2年の任期が終了する来年は続けるかどうか迷っているところだ。
研究会には年上でベテランの先生ばかりなものの、僕が英語ができることもあってか仕事を頼まれることも多く、研究会を続けると長に任命される可能性もあり、そうなると必然的に仕事量は増えて可処分時間はますます減ってしまうことになる。
仕事と研究だけでも結構な負担だったのだが、それ以外の空いている時間はほぼほぼ予備試験の勉強に費やしていた。
残念ながら今年の予備試験には落ちてしまったのだが、勉強時間が足りていないのは自分でも分かっているので想定の範囲内ではある(とは言っても悔しいものは悔しい)。
やはり予備試験の壁は高く、東大法学部にいくような優秀な人でも仕事をせずに終日勉強に打ち込んでようやく合格するような試験なのに、仕事と研究に追われている中で挑戦するのは自殺行為にも思えてきた。
加えて、今年は業務で外国人と接する機会が増えてきたので久しぶりに英会話の勉強に本格的に取り組むことにしたのだが、週に1回NOVAに通っているのと、仕事の空き時間にDMM英会話でオンライン英会話をしている。
そのようなわけでなかなか忙しくてゆっくりとお酒を飲む暇もなく、石庭でサンゴの化石に再び触れたかったこともあって、今年の5月にまた宮古島を訪れた。
昨年訪れた石庭でサンゴの化石に触れてから、どうも長年悩まされてきた左脳の片頭痛が軽減したような気がするのだが、石庭の受付にいるお母さんと話しているとサンゴの化石を使ったヒーリングをやっているというので、それを受けてみることにした。
このヒーリング(30分3,000円とお手頃価格)では、仰向けになって身体中にサンゴの化石を置かれ、石庭を作り上げた新城定吉さんからその手法を伝授された受付のお母さんがハンドパワーでエネルギーを注入してくれる。
このヒーリングを受けると、不思議なことに人生の来し方行く末が頭の中に鮮明に浮かんできて、身体中がぽかぽかしてきて幸せな気分になり、ヒーリングを受けた後はしばらくフラフラするほどのエネルギーの循環を感じた。
その後しばらくの間は前述のとおり仕事、勉強と研究に忙しくしていたのだが、予備試験も終わって研究にも一段落ついた夏の終わり頃には、鹿児島と世界遺産の屋久島を訪れた。
屋久島は想像していたよりもずっと素晴らしかったものの(本格的に登山を始めようかと思ったくらいである)、1週間程度の旅の道中では、今まで何年も旅に使用してきたスポーツウォッチ、サンダル、iPhoneなど、身に付けているものが次々に壊れてしまった。
さらに、もう若いとは言えない身体に鞭を打ったせいか、それとも屋久島の神に呪われでもしたのか、大阪に帰ってきた10月以降にはギックリ腰だけではなく肩が動かなくなるギックリ肩も発症してしまった。
極めつけは、夏の暑さと忙しさ、身体の不調で控えていたランニングを焦って再開していたところ、転倒して医者にかかる羽目になってしまった。
どうも石庭で天からのエネルギーを貰って飛ばしすぎた結果なのか、人間の身体がそれに耐えられず完全にオーバーヒートしてしまったように感じる。
仕事も一段落した11月には例年のごとく宮古島に滞在していたのだが、石庭を訪れたところ思ったとおりエネルギーが不足していると言われたので、サンゴの化石ヒーリングを2回受けてきた(もはや期間限定のドーピングのようになっている)。
宮古島では不思議と元気になるので今回も3週間ほど滞在して、海を見てお酒を楽しんでいたのだが、現地ではできない仕事もあるので、今後は滞在が短くなるかもしれない。
しかし、宮古島の中でもとりわけパワーを感じる石庭と大神島を訪れ、10年来の友人が営むバーで話をし、後は「島おでんたから」でおでんやステーキでも食べて綺麗な海を眺めていれば十分とも言えるので、詰め込めば週末の2~3日程度でも目的は達成できそうだ(のんびりするのが離島の良さでもあるのだが)。
宮古島に滞在するようになってから丁度10年となるが、国際的なリゾート化を進めていることもあって、国際空港やクルーズ船の埠頭の開発に伴い、ヒルトンなど高級ホテルの開業も次々に進んでいる。
10年前と比べると日本人だけではなく外国人観光客も増えたし、物価や家賃の高騰も続き、都会の資本流入による観光客目当てのガールズバーやキャバクラなどいかがわしい夜のお店も増えてきた。
静かなビーチでのんびりと過ごしゆっくりとお酒を楽しみたいだけの人間にとっては迷惑でしかないのだが、本当に何もないような離島では仕事もままならないし、那覇やハワイとまでは行かなくても、ある程度の都会化とそれに伴う弊害はしょうがないのかもしれない。
宮古島での滞在中も含め、予備試験が終わった夏以降はストレスもあってついつい控えていたお酒の量も増えてしまったのだが、十分に休んだしエネルギーも充填できたので、またしばらくは仕事と勉強に集中するためにお酒を止めようと思う(少なくとも、旅行中と友人または仕事上の付き合いを除いて)。
来年も同様に仕事と勉強に追われる日々になりそうだが、近いうちに司法書士を法人化して、将来は大阪に本店を置いて宮古島などに支店を置くのも良いかとも考えている(僕が独身のまま50を過ぎれば、宮古島に移住して余生を過ごすのも悪くはないだろう)。
このまま仕事と勉強を続けて、司法書士法人や弁護士法人、あるいは会社の経営などに携わり経済的に成功することもそれほど難しくはないように思うが、人や社会の役に立つことはそれなりに喜びを感じるものの、大企業の役員や経営者として成功しながらも嫌われたり孤独に死んでいったりする親戚などを見ていても、駅前のタワーマンションに住んで中之島あたりのオフィスに通勤するような生活には全くと言って良いほど興味を感じない。
それよりも、多少は困窮したとしても自由に世界中を旅する生活に憧れるので、いつかどこかで1年くらい休みを取って世界一周でもしようかと考えている。
しかし、まだまだ30代前半に見られるとは言え、身体は明らかに歳を取っていてとりわけ長時間の仕事や勉強においては体力の低下を感じるので、来年は身体の傷が癒えたらランニングと数年ぶりの水泳でも始めるつもりだ(ちなみに、ランニングで転倒した傷はキズパワーパッドでほぼほぼ治った)。
今年はブログを書く暇があったら休息を取るか本を読むかといった状態だったので、旅行記などを書いている余裕もなかったのだが、来年以降も国内の離島や海外を訪れて、できる限りブログも続けたいと思う。