またしても、ランニング中に派手に転んでしまった。
これだけ派手に転んだのは、コロナ禍初年度の2020年以来である。
2020年に転倒したときは、左腕にかなり深く傷を負って流血が止まらず痛みも激しかったのだが、数年経ってわずかな黒いシミが残るくらいまで回復した(ハイドロキノンクリームでシミも薄くなった)。
今回は右腕を怪我して、傷は前回ほど深くはないものの、広範囲に渡って擦り傷ができてしまった。
ドラッグストアで購入したキズパワーパッドを貼っていても乾燥しないせいか治っている気がせず、前回の教訓も活かして、転倒した2日後に近所の形成外科・皮膚科クリニックを予約して訪れることにした。
病院は嫌いなのだが、初めての形成外科なので少しワクワクしていた。
こぢんまりとした個人クリニックで、受付後にすぐに診察室に通される。
ドクター「一番綺麗に治るのはキズパワーパッドだね」
キズパワーパッド。
形成外科医なら、なんかスペシャルな薬を塗布して包帯を巻いて後は放置して、「傷跡が残ってもスペシャルなレーザーで消してやるから安心しとけ」なんて言われることを期待していたのだが。
ドクター「若いから大丈夫でしょ」
確かにおじいちゃんであるドクターに比べれば若いのだが、40を超えていて体力も落ちてくる年頃なのでそれほど若くはないとも言える。
未だによく若い若いなんて言われるのは、実年齢より若く見える見た目のせいもあるのかもしれない。
市販の高価なキズパワーパッドにお墨付きをもらったところで、化膿止めの薬を処方してもらい、ドラッグストアで薬と大量のキズパワーパッドを入手して帰路についた。
今回アスファルトのわずかな段差に躓いて転倒したのは、急な気温の低下で足が上手く上がらなかったのもある。
それに加えて、仕事の顧客で「○日までに払う(* many times)」といいながらいつまで経っても代金を支払わない女がいて、やり取りに疲れ果てランニング中に頭の中に雑念が入ってしまったのもあるかもしれない(※大怪我をした後にブチ切れて訴えると言ったらすぐに支払ってくれた)。
それにしても、もう少し若い頃は勢いよく転んでもそこまで大怪我しなかったような気がするのだが、いつの間にか反射神経や足腰が衰えているのかもしれない。
その原因はコロナ禍で運動量が減ったせいか、単純に歳を重ねたせいか、それともその両方だろうか。
晩夏、9月の終わりに屋久島を訪れてから、どうも身体の不調を含めて良くないことが続いている(これはまた別の機会にでも書きたいと思う)。
今年は仕事、勉強と研究に極めて忙しかったのだが、その疲れが気温の低下と共にどっと出たのかもしれない。
あるいは、山の神様にでも祟られたのだろうか。
広範囲に渡る生々しい傷跡を見ていると、自分に対する不安や失望と共に、なんだか悲しみが止まらなくなってきた。
傷跡の上にキズパワーパッドを3枚貼って、さすがに勉強をする気力も湧いてこず、最低限の仕事だけこなして久しぶりに気分転換にブログを書いている。
親愛なるE先生、キズパワーパッドで本当に大丈夫なのでしょうか?他に方法はないのですか。
もはやランニングをする気力もなくなってきたのだが、来週からはしばらく宮古島に滞在するので、傷を癒すと共に、年内はゆっくりと身体を休めようと思う。
最近は忙しさからくるストレスで太り気味なので運動は欠かせないのだが、傷が癒えたら、再びランニングをする気力が湧いてくるまで、来年からはしばらく水泳とウォーキングに切り替えようか。