首里城は那覇市内にあり、那覇市中心部から簡単に日帰りで行くことが出来るので、那覇に滞在しているのであれば訪れたい観光スポットの一つだ。首里城は世界遺産であるが、厳密に言うと2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたのは「首里城跡」であり、復元された建物や城壁は世界遺産ではないらしい。
那覇市街地から首里城までの行き方であるが、那覇市内を走るゆいレール(沖縄都市モノレール)を使って行くことが出来る。僕が滞在しているホテルの最寄り駅は国際通りにも近い美栄橋駅で、首里城に向かうためそこからゆいレールに乗り込んだ。
なお、国際通りの最寄り駅は牧志駅(美栄橋駅の隣)となるので、国際通りから行く場合は牧志駅を利用しよう。
ゆいレールの乗り方は簡単だ。大阪や東京で電車に乗るのとほとんど変わらない。まずは券売機で首里駅までの切符(美栄橋駅からは300円)を買い、改札口を通る。違いと言えば、切符はQRコード(二次元バーコード)式となっており、切符を改札口に投入するのではなく、ICカードと同じように切符のバーコード部分を改札口にタッチすることだ。なんだか近代的である。
美栄橋駅から首里駅までの乗車時間は約13分。ちなみに首里城公園には駐車場もあるようだが、特に土日や旅行シーズン中は混むようなので、電車やタクシーなどを利用した方が無難だろう。
ゆいレールには首里城に向かう外国人観光客らしき人たちが何組か乗っていた。ゆいレールは2両編成なので時間帯によっては混んでいることも多いが、この日は平日の午前9時過ぎということもあり、空いていて座ることが出来た。
首里駅に到着してから守礼門がある首里城公園の入り口までは結構歩かなければならない。この日は天気が良く、1月末にもかかわらず歩いていると汗ばむほどの陽気であった。首里城公園内にある人工池の龍潭(りゅうたん)の周辺を通り過ぎ、徒歩15分くらいで首里城公園に到着。
首里城公園は多くの外国人観光客や修学旅行生で賑わっていた。到着したのは午前10時頃であったが、朝食を食べていないこともあり若干お腹が空いていたので、首里城公園内を散策する前に公園の入り口近くにある首里城公園レストセンター「首里杜館(すいむいかん)」の中にある「レストラン首里杜(すいむい)」でブランチを取ることにした。
沖縄料理が色々と入っている首里城定食も気になったが、結構ボリュームがありそうでランチにはまだ早い時間だったので、人気ナンバー1メニューのミニタコそばセットにホットコーヒーをオーダーした。ミニタコそばセットはタコライスと沖縄そばのセットで、そばの種類は選ぶことが出来る。僕がオーダーしたのは確かソーキそばだったと思う。
ここの沖縄そばは美味しくて評判だとガイドブックに書いてあったので密かに期待していたのだが、確かに美味しいけれども他の店で食べた沖縄そばとそれほど違いを感じなかった。それよりもタコライスがとても美味しい。レタスが柔らかくて食べやすく、また食べたくなる食感と味だ。食後のホットコーヒーも本格的な味だった。
10時の開店と同時に入ったこともあるが、広い店内には他に2~3組のお客さんがいるだけだった。ゆっくりと食事をし、レストランの窓から見える修学旅行生の団体が出発してから首里城公園内を散策することにした。
那覇おすすめの日帰り観光スポット!世界遺産の首里城へ~守礼門からの無料区域~に続く