2023年11月中旬から12月中旬にかけて約1ヶ月の間宮古島に滞在した。
宮古島は毎年のように1年の疲れを癒すために訪れているわけだが、時期的なものもありもはや里帰りと化している感が否めない。
宮古島では特に何をするというわけでもなく、日中は仕事の合間に海を眺めたり、夜は食事やお酒を楽しんだりしてのんびりと過ごしている(僕はこれを「積極的現実逃避」と呼んでいる)。
本記事では、今回(2023年)の宮古島滞在の雑感を、主にグルメ写真と共に綴りたいと思う。
毎年この時期に宮古島を訪れるのは習慣になっているのもあるが、11月の宮古島は観光客が少なくてホテルも安く、適度に暖かくビーチも静かなので過ごしやすい。
しかし、11~12月にかけての宮古島は、ここ数年は雨が多い印象で、冬の北風もありとりわけ山のない宮古島は強風が吹く日も多い。
数日の短期旅行で訪れるのならば、この時期は天候が悪い日にあたる可能性も十分にあるのであまりおすすめはできない。
ところが、今年の宮古島は若干の気候変動でもあったのか、気温こそ例年より低いものの晴れの日が多かったように思う。
気温が低いとは言っても、晴れの日は28度に達することもあったし、最低気温も20度を超えるのが普通なので、完全に冬の気配が訪れている大阪に比べると過ごしやすい。
宮古島は酒飲みが多いのか飲食店の数も多く、繁華街近くに滞在して夜に食事とお酒を楽しむのも大きな楽しみとなっている。
今回も1泊2,500円(4週間で70,000円という安さ)の「宮古島令和ホテル」に滞在したが、宮古島では宿泊費が安い分、外食費にお金を使うことにしている。
大阪に帰って勉強に本腰を入れると基本的にはお酒を飲まなくなるので、宮古島では1年分飲んで帰ることにしている。
宮古島のバーは大阪などの都会のように客でごった返しているということはなく(居酒屋は地元の人や観光客で賑わっているが)、1人でぼんやりと飲んでいると店員も話しかけてくれるので、気が付けば知り合いばかりになっている。
もはや11月にやって来る男として認識されているのか、1年ぶりにお店を訪れると、「お帰りなさい」とか「お久しぶりです」とか出迎えてくれるのが嬉しい。
島の文化なのだろうか、そこには都会で時折感じるような打算的なものは何もなく、友人や家族に対する出迎えと同じような温かさを感じる。
あまりアウェイ感を覚えるのも嫌なのでついつい顔馴染みの店員がいるお店を選んでしまうが、今年は初めてのお店にもいくつか訪れてみた。
中でも、西里大通りのファミリーマート近くにある「おばんざいbar桜家」は一人旅におすすめのお店だ。
このお店では、大阪出身の美人ママさんが関西風のおだしが効いたおばんざい(お惣菜の意)を提供してくれる。
毎日の暴飲暴食で胃がダメージを受けている身にとっては小鉢で様々な野菜を摂取できるのは有り難いし、かす汁などもありほっとできる味だ。
お客さんもママと同様お上品な雰囲気の関西人が多いが、バツイチのママ目当てのおじさんたちもいて、普通の小料理バーにもかかわらずたまにスナックみたいになっているのがネックだろうか。
他に新しく訪れたお店では、同じく平良市街地中心部にある「奏」というバーもおすすめだ。
ここは宮古島出身で東京にも住んでいたマスターが経営していて、落ち着いた雰囲気で1人でも飲みやすい。
1杯1,000円~程度と安くはないが、珍しい各国のビールやワインが置いてあり、何よりも僕の好物であるオリーブがあるのが嬉しい。
宮古島はここ数年急速に都会化(リゾート化)しているが、「島おでんたから」や「レオン」など、昔ながらのお店は経営体制が変わりながらもまだまだ健在である。
都会化に伴って怪しいお店も増えてきた宮古島では、裏の世界の住人も紛れているのかキャバクラなどの夜のお店でぼったくりにあったなんて話をたまに聞く。
僕はそもそもキャバクラやガールズバーには興味がなく、数年に1回付き合いで訪れるくらいで現地の人もいるので幸いぼったくりにあったことはない(宮古島歴が長いと怪しいお店はなんとなく見分けがつくようになってくる)。
それにしても、キャバクラというものは、高いお金を払って大して美味しくもないお酒を飲み、教養のない女と話すのは拷問ではないかと思うことさえある。
ホテルで「精神医学の基礎講座」でも見ながら1人でお酒を飲んでいる方がよほど楽しめるというものだ。
やはりお酒は1人で飲むか気の合う人たちと少人数でゆっくりと飲むに限る。
それはともかく、今年は雨が少なかったこともあり、自転車やバイクを利用して宮古島はもちろん、橋で繋がった池間島、来間島、伊良部島(と下地島)、そしてフェリーで渡る大神島と、宮古島周辺の全ての島を巡ることができた。
ここ数年はサンゴの白化もあり日本で屈指の美しさを誇る宮古島の海もやや色褪せたように感じていたのだが、自然の驚異なのか、それとも人の手も入っているのか(沖縄ではサンゴ再生プロジェクトをよくやっている)、今年の宮古島の海はかつての輝きを取り戻しているように思えた。
宮古島に通い始めてもう9年目(初めて訪れてからは約20年)で、正直のところ、1ヶ月も滞在していると他の離島にも行けないし少し飽きも出てきているように感じていた(短期の滞在にすれば良いという話ではあるが・・・)。
しかし、今年は宮古島の海の美しさに改めて感動させられたし、何よりパワースポットの石庭を訪れて素晴らしい体験をしたので、またこれからも毎年パワーと癒しを貰いに訪れることになると思う。
個人的には、宮古島で特におすすめしたいスポットは、自然のパワーを感じることができる大神島と石庭だ。
石庭でパワーを注入されたお陰で大阪に帰ってから約1ヶ月が経過しても未だに潜在意識(宇宙)と繋がっているような感覚がするが(なぜか長年悩まされていた左脳の偏頭痛が改善された)、この高揚感が都会の雑踏と忙しさに紛れて失われてきたらまた宮古島を訪れようと思う。
また、宮古郡に属する多良間島(宮古島と石垣島の間に浮かぶ島)にも長いこと訪れていないので、次回あたりは多良間島と、その上の「世界一美しい海」と称されることもある水納島にも訪れてみたいと思う。
宮古島に移住すれば良いではないかと思うこともあるのだが、1ヶ月も外食ばかりで毎日お酒を飲んでいるとさすがに体調も悪くなってくるし、まだまだ仕事や勉強に注力したいという思いがある。
宮古島なんて地球の裏側でもなければ来たくなったらいつでも来られるし、仮に移住するとしても、50過ぎや60過ぎになってからでもまだまだ遅くはない(ハワイや南欧の島々も移住先としては魅力的であるが、日本の国家資格保持者としては日本の島が第一候補となる)。
とりあえず、また翌年も来島できることを楽しみに、仕事と勉強に追われる面白くも退屈な日々を頑張っていこうと思う。