2023年11月に宮古島に滞在中、レンタルバイクで市街地から時計回りに宮古島を一周してきた。
過去記事と重複する部分もあるのだが、せっかく写真を撮ったので以下に最新の宮古島の風景と共にザックリとご紹介したい。
宮古島ではよくレンタルバイクを利用するのだが、風を感じることができるのがバイクのメリットではあるものの、11月は冬の北風があり、かつ宮古島には山がないので遮るものがなく風が強すぎる日が多いのがデメリットでもある。
元バイク乗りとしては大型のハーレーやアメリカンタイプのバイクでどっしりとのんびり海沿いを走りたいところであるが、ハーレーは高いし手頃なアメリカンタイプ(ドラッグスターとか)のバイクも空きがなかったので今回は250ccの中型スクーターをレンタルした。
市街地から平良港沿いを北に走って、まずは砂山ビーチを目指す。
砂山ビーチはもう大分昔から宮古島を代表するビーチであるが、砂山ビーチの景観として有名な岩山は現在では崩落の恐れからネットが張られて立ち入り禁止になっており、以前ほどの景観の美しさはないように思う。
現在は三菱地所の私有地だし、今後は砂山ビーチ周辺も開発で変わっていくのかもしれない。
砂山ビーチを後にし、宮古島の北に位置する池間島を目指してバイクを走らせる道中、「お食事処まなつ」に寄ってランチをいただいた。
ここは池間島に向かう際によく利用する食堂だが、半身の伊勢海老が乗った伊勢海老定食が2,000円というリーズナブルな値段で食べられるのでおすすめだ。
「お食事処まなつ」から県道を外れて少し西に行くと、「間那津ビーチ」というローカルなビーチがある。
この「間那津ビーチ」はゴツゴツした岩山とサンゴ礁の砂浜が広がっており、砂山ビーチにやや雰囲気が似ているが、人気がなくシークレットビーチ気分が味わえる穏やかなビーチだ。
宮古島の北端まで走り、池間大橋から池間島に渡る。
池間島の北には八重干瀬(やびじ)と呼ばれる日本最大級のサンゴ礁群があり、池間島周辺にはサンゴ礁の海が広がっているが、池間大橋から望む海は宮古島の中でもとりわけ美しい。
池間島は、池間大橋の近くにいくつかの飲食店やお土産屋、そして集落があるが、あとはビーチが点在してサトウキビ畑や池間湿原など原始的な風景が広がる小さな島だ。
池間島の外周道路を一周した後、カフェ「OHAMAテラス」で休憩する。
この「OHAMAテラス」はもう10年近く通っているが、ジュースの味はイマイチなものの、テラス席から望む景色の美しさは日本一とも呼べるほどである。
カフェの敷地内からはプライベートビーチに降りることもできる。
宮古島(およびその他の沖縄の島)は数年前にサンゴの白化が原因で、海の美しさがやや色褪せていたのだが、2023年の宮古島はかつてのバスクリン色の海の美しさが元に戻ってきているように感じた。
サンゴの再生にも人の手が入っているのかもしれないが、いずれにせよ自然の力は驚くべきものである。
池間島を後にし、宮古島の東南端にある東平安名崎を目指す。
池間島から東平安名崎までは宮古島の東側道路を35kmほど走るわけだが、何もない道路を強風に吹かれながらひたすら走るのでやや辛い。
東平安名崎は観光客にも人気のスポットだが、東シナ海と太平洋が交差する地点が望めることでも有名だ(もちろん、海の上に実際に境界線が見えるわけではない)。
ここから望む海は、宮古島のビーチから望む優しいエメラルドグリーン色の海とは異なり、まさに荒々しい大海原といった表現がシックリくる。
東平安名崎はお金を払って灯台の上に上がることもできる。
過去に何度か上ったことはあるし、この日は風速10~15mの強風で、高い所が苦手な僕は足がすくむので今回はパスした。
東平安名崎を後にし、宮古島の南を海沿いに縦断する道路を走って、最後に与那覇前浜を訪れた。
以上、簡単ではあるが宮古島(および池間島)をバイクで一周した風景をご紹介した。
宮古島周辺には他にも来間島や伊良部島などの見どころもあるが、全てを1日で回るのはなかなか大変なので、何日かに分けて計画的に巡るのがおすすめだ。