目次
はじめに
明けましておめでとうございます。
皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしょうか。
私はと言えば、毎年12月から1月にかけて国際協力関係の翻訳プロジェクトに携わっていること、司法書士の案件を抱えており書類作成に追われていること、国際法務の研究員をやっており発表を控えているので研究に没頭していること、予備試験の勉強を再開したこと、マラソン大会に向けてトレーニングをしていること、とまぁやることが沢山あります。
休もうと思えば休めるのですが、12月中旬まで宮古島の長期滞在で十分にゆっくりできたし、雑音が少ない年末年始はリラックスしながらも集中できるので結構好きだったりします。
そういえば、先日、山中の15kmランの途中でイノシシに遭遇しました。イノシシに遭遇するのは2020年以来ですが、今回も何か良いことが起こりそうです。
今年はより仕事も勉強も忙しくなりそうですが、スケジュールを調整して国内の離島はもちろん、久しぶりに海外旅行にも行きたいと考えています。
ところで、本ブログに関してですが、今年からAmazonの画像リンクが使えなくなるようです(テキストリンクは引き続き使用します)。
今後の記事は代わりのものを使用しますが、恐らく近いうちに商品画像が見られなくなる過去記事に関してはもはや面倒くさいので変更することはありません。
それでは、今年もよろしくお願いします。
その日その日が一年の中の最善の日である。
――ラルフ・ウォルドー・エマーソン
『夜明けのはざま』町田そのこ
葬儀社に勤める人たちを巡る数々の死の物語で、死後の魂について描いた著者の過去の名作『ぎょらん』を思わせる。
この人の文章は相変わらず秀逸で、普通に読み進めていると、ある言葉で突然感情が揺すぶられて涙が込み上げてくる。
小説好きには文句なしでおすすめしたい一冊。
『街とその不確かな壁』村上春樹
夢を見ることが得意な少女が語る「壁に囲まれた街」では、単角獣が行き交い、川が流れる美しい景色が広がるものの、そこに住む人たちには影がない。
ある日少女は主人公の前から姿を消してしまい、中年になった主人公は30年間も一途に思い続けた少女を求めてある日偶然この街に入ることになるが、影を奪われて目を傷つけられた彼は、少女の分身が働く図書館で夢読みの仕事をすることになる。
うーん。村上春樹の日本語はあまり好きではないんだけれど、2つの世界を行き来する独特の世界観やストーリーの構成能力は相変わらず素晴らしいと思う。
村上春樹の本は英語版の方が好きなので、翻訳版が出るのを期待して待ちます。
『癒しの島々』船井幸雄、テラウチマサト
世界中を旅行した著者が、特に気に入っているのが「癒しの島々」である日本の宮古島とハワイのカウアイ島。
これらの島々は、「びっくりと本物と明るさ」を提供してくれ、良心を引き出してくれるらしい。
宮古島の石庭について言及されているという噂だったので本書を購入したのだが、やはり僕が毎年宮古島に癒しとパワーを貰いに訪れているのは正しかったように思う。
本書は写真集の側面も強く、写真家のテラウチマサトの写真を眺めていると、宇宙と自然を感じることができる。
あぁ、ハワイのカウアイ島にも行ってみたいなぁ。
しかし、著者の船井幸雄は船井総研(経営コンサルティング会社)の創設者だが、競争を否定し調和や感謝の重要性を説いているにもかかわらず、船井総研からは競争を煽るDMばかりが私の事務所に届くんですけど。
『新NISA完全攻略』山口貴大(ライオン兄さん)
「ライオン兄さん」としてSNSで人気の著者による新NISAの解説本。
新NISAの特徴は、年間で360万円(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円)まで非課税枠(利益がいくら出ても税金がかからないということ)で投資することができ、総額で1,800万円まで投資することができるという点だ。
また、引き出した金額の元本分は翌年に非課税枠が復活するという優れものだ。
著者はできるだけ早く満額の1,800万円まで投資する(最短で5年かかる)ことを推奨しているが、毎月30万円の投資は庶民にはなかなかきついので、つみたて投資枠を利用して毎月10万円を投資することをまずは目指したい。
そして、やはりと言うべきか、著者がおすすめする投資信託の商品は年利10%前後のパフォーマンスが期待できる「S&P500(米国株)」だ。
アメリカの将来に不安を抱いている方は全世界株でも良いと思うが、僕は「S&P500」を中心に、全世界株もいくらか購入している。
あのね、毎月10万円を年利10%で30年間積み立てたらいくらになると思います?
元本3,600万円に対して約2億2,600万円ですよ?
投資(と婚活)ではとにかく若さが武器になるので、月1万円など少額でも良いからできるだけ早く始めることを推奨したい。
新NISAについて概要を理解できるおすすめの一冊。
『中年婚活』中村淳彦
アラフィフ男性の婚活指南本。
死別歴のある著者は複数のマッチングアプリを使用して、同年代の美人のキャリアウーマンと結婚することに成功した。
自身の婚活が成功するまでの活動や見解をまとめたものだが、著者は「アラフィフの男はモテない」という合理的な考えで、子どもは諦め、シングルマザーはともかく、風俗嬢まで射程圏内に入れている。
結果として短期の結婚に至ったわけだが、この著者は確かにおじさんだけど見た目は悪くないし、『東京貧困女子。』など人気作もあるライターで検索すればすぐに出てくるし、女性の取材慣れもしているだろう。
風俗ライターとは言え一定数のファンもいるだろうから、エリートおじさんとも呼べる人で、普通の冴えないアラフィフのおじさんの婚活とはやや異なると思うんだよね。
恋愛も結婚も人それぞれだろうから一概にマネはできないだろうけれど、単純に読み物として楽しめるし、孤独死を恐れている方は参考にどうぞ。
おわりに
他にも数冊読んだ本があるんだけれど、文字数も増えてきたし時間もないのでまた次回にご紹介します。