ビジ法2級一発勝負!1~2週間の勉強時間や無勉でも合格できるのか

ビジ法2級

先日、ビジネス実務法務検定(以下、「ビジ法」)の2級を受験しました。

ビジ法2級は東京商工会議所が主催している検定試験で、民法および会社法(商法)をメインに、特許法・個人情報保護法・民事訴訟法・労働法・国際私法など、幅広い範囲から出題されます。

合格すると、「ビジネス法務エキスパート」の称号が付与されます。格好良いですね。

試験はIBT方式(オンライン)で受験することができ、90分で多肢択一式が40問、100点満点中70点で合格することができます。

私は試験日の2週間ほど前から、「合格革命」のテキストを使用して勉強していました。


出典:amazon.co.jp

とは言っても、ビジ法2級は民法と会社法(商法)の知識がメインでかつ基本的な問題も多く、他の科目にも常識で解けるような問題があるので、一問一答を2回解いて後は間違えた問題を中心にテキストをパラパラと見ていただけです。

司法書士試験や行政書士試験に合格されている方であれば、無勉でも合格ラインの70点まで到達するのではないでしょうか。

でも、試験は結構面倒くさいので、万全を期すためにはテキストか問題集を一冊くらいは読んだ方が良いと思いますけどね。

ビジ法2級の試験は、勉強よりもIBT方式の試験の準備が面倒でした。

デュアルモニターは不可なので取り外されなければならず、デスク周りも邪魔なものがないように片付けなければなりません。

その上で試験前にウェブカメラやマイクを使用して本人確認をするわけですが、慣れていないと手間取ります。

試験中も当然監督員に監視されているわけですが、部屋に一人でPCモニターの画面に向き合って問題を解いているとつい見られていることを忘れてしまい、試験中に放屁してしまいました。

試験は多肢択一式であまり得意ではない法律の問題から始まったので、思ったよりも難しく、このままだと70点は超えないんじゃないかと焦りました。

しかし、前述の通り民法および会社法は基本的な問題が多く、かつ法律系の国家資格とは異なり問題も解きやすく設定されていますので、40問を50分程度で解答を終えることができました。

残りの40分で分からなかった問題を中心に見直し、無事に90分の試験が終了。

試験結果は、試験終了後すぐに分かります。

私の点数は100点満点中85点で、無事に合格することができました。

合格した場合、合格証を電子データでダウンロードすることができます(有料で紙の合格証も発行可)。

これで私も「ビジネス法務エキスパート」を名乗ることができます。

まぁ、司法書士は企業法務のエキスパートですから、何を今さらといった感じもしますが。

ビジ法2級、試験は読む量も多くそれなりに頭も使ったし、何より準備が面倒だったので試験後はどっと疲れがきました。

普段感じない資格試験を集中して受験した後の疲れは、ストレスが溜まるものの心地良くもあります(予備試験や司法書士試験レベルになると精神が崩壊しそうになりますが)。

予備試験や司法試験はもちろん、司法書士試験や行政書士試験を勉強されている方には非常に相性の良い試験ですので、腕試しと気分転換にはおすすめの資格です。

ビジ法1級は論述式で合格率も10%程度と低い(2級は50%程度)ので今のところ受験する予定はないですが、 今後も予備試験の学習と並行して勉強時間数十時間~数百時間の比較的取りやすい試験に挑戦していきたいと思います。