2023年(令和5年)10月15日(日)に実施された宅建士(宅地建物取引士)の試験を受けてきました。
先に結果を述べておくと、予備校の解答速報による採点結果は37/50点でした。
過去10年の合格点の推移は36・34・34・36・38・35・37・35・35・31(点)です。
今年は予備校の合格点予想で一番多いのが37点で次に36点のようなので、なんとか滑り込めそうなのですが、38点の予想もあるので何とも微妙。
後1点取れていれば安心できたのに、余裕ぶっこいて開始直前まで本なんて読んでる場合じゃなかった。
試験会場は大阪経済大学。
最近はまっている吉野家の朝食メニュー「ハムエッグ牛小鉢定食」を食べた後、阪急京都線に乗り込み上新庄駅を目指します。
上新庄駅からキャンパスまでは1.3kmくらいと結構歩きます(なお、最寄り駅は瑞光四丁目駅のようです)。
どこかで見た景色だなぁ、と思ったら、去年受けたFP3級の試験会場でした。
試験当日は晴天に恵まれたものの、この日は偏頭痛に悩まされており、試験に一抹の不安を覚えていました。
丁度翻訳の大きな仕事が片付いた後で、スクリーンの凝視による目の酷使の後に、地元で某士業の集まりがありストレスが溜まっていたこともありワインを相当量飲んだのが原因のようです。
前日は丸1日寝ていたにもかかわらず、左脳が痛い。
宅建士試験は13:00~15:00の2時間で、50問出題されます。
受験者層は老若男女様々ですが、やはり宅建士は不動産業界からの需要が高いせいか、学生らしき女性や不動産業なのかスーツを着た若い男性も結構見かけました。
11時30分に試験会場に入りましたが、偏頭痛はするしもう勉強する気が起きなかったので、試験直前まで精神科医が書いた境界知能の本を読んでいました。
出典:amazon.co.jp
リラックスして集中力を高めるには読書が一番だと感じますが、宅建は細かい暗記科目もあるので、試験直前まで勉強すると1~2問の上積みは期待できるかもしれません。
試験会場の座席は1人掛けの座席で、周囲には変な人もおらずなかなか快適な環境。
試験監督員のヨボヨボのおじいちゃんのかけ声と共に、1時に試験が開始されました。
試験時間は2時間で50問なので、1問あたり2分程度で解いていけば十分に試験時間内に終了できます。
知らないものは考えてもしょうがないし、1問1分程度でサクサクと解いていき1回転目は50分弱で終了。
どうも最近は深く考えるのも面倒くさくなってきたのか、生まれ持った写真記憶と処理速度の能力だけを頼りに生きているような気がしてきました。
勉強時間が数百時間程度の試験ならそれでもなんとか対処できるのですが、予備試験や司法書士試験レベルの難関試験になってくると深く思考することが求められるので、それじゃいけないような気がします。
2回転目は気持ちに余裕を持って問題文と選択肢をじっくりと見直していき、こちらも50分程度で終了。
学習に使用していた問題集の過去問で見なかった問題も結構あり、なかなか難しかったように思います。
宅建の試験範囲は民法・宅建業法・法令上の制限(都市計画法とか建築基準法とか)が主な科目となりますが、得意なはずの民法(および関連法)の部分で14問中10問しか取れなかったのが痛かったですね。
ちなみに、私が使用したテキストは定番の「みん欲し」のテキストおよび問題集と「まんが宅建士」の合計3冊です(いずれも古い版を中古で購入)。
出典:amazon.co.jp
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試験後も偏頭痛が続いていましたが、試験から解放された喜びが大きく、カフェバーでワインを飲みながら早速予備校の解答速報で自己採点しました。
ここ2ヶ月ほど仕事に追われる中予備試験の勉強と並行して宅建士の勉強を進めてきましたが、100時間にも満たない勉強時間でなんとか合格可能なラインの37点が取れたので満足です。
前述の通り合格点が38点になる可能性もありますので、11月21日(火)の結果発表までドキドキしながら待つことにします。
まぁ、宅建士は欲しいので仮に落ちたとしても来年また受ければ良いかな、と思っています。
受験された皆様はお疲れ様でした。