アフターコロナで読んだ本まとめ⑳

はじめに

ついにななパフェの新作が登場した。

その名も「ななパフェ温州(うんしゅう)みかん」。

ななパフェ温州みかん

ななパフェ温州みかん

家の近くにはセブンイレブンが2店舗あるのだが、これらの店舗では新作のななパフェが発売されたらしばらくは店頭に並ぶものの、その在庫がなくなったら同じ商品が店頭に並ぶことは2度とないようである。

そんな事情もあるのだが、今回はWBCの日本優勝を記念してななパフェを2つ購入した。

パカッと蓋を開けると、そこには思わず顔を埋めたくなるスライムの形をしたホイップの山々。

上から見たななパフェ

上から見たななパフェ

ホイップの下にはみかんソース、そしてその下にはヨーグルト味のアイスがあり、スプーンでまとめてすくって食べると、ホイップとヨーグルトのなめらかさにみかんの香ばしさがふわっと広がる。

これは美味い。

さらに食べ進めて行くと、最下層にはみかんソースとみかんアイスが敷き詰められていて、その濃厚かつサッパリとした味わいは沖縄の海辺で食べるマンゴーアイスを連想させるような、まさに真夏のハーモニー(※みかんは冬の果物です)。

ななパフェと言えば、最初に食べたクリームチーズが絶品でそれ以降はあまり感動する作品はなかったのだが、この温州みかんはなかなかクセになりそうな味わいだ。

コンビニに並んでいる今のうちにあと5個くらいストックしとこうかな・・・

悪化の一途をたどる花粉症の症状に悶絶する中、癒やしを与えてくれる一品でした。

。 。
/ / ポーン!
( Д ) エリコセンセー! パフェウマイゾー

『市民と司法の架け橋を目指して―法テラスのスタッフ弁護士』本林徹その他(編集)


出典:amazon.co.jp

法テラス(日本司法支援センター)とは、国民が弁護士や司法書士など法律専門職のサービスを手軽に受けられるように、国によって設立された組織である。

本書は、全国に点在する法テラスの事務所でスタッフ弁護士として働く弁護士たちの活動記録だ。

弁護士は社会生活における医師である。

司法の手が行き届かず泣き寝入りする人(それどころか自ら命を絶つ人)も多い田舎において、数少ない弁護士として債務整理などの案件を中心に奮闘する彼らの様子が描かれている。

そういや、僕も昔ホームページを丸パクリされた際に、区役所や法テラスの無料法律相談を利用したことを思い出したわ。

今の僕なら他人の力を借りずともすぐに片付く事件なんだけど、法律知識がないとどこに相談したら良いか分からないんだよな(なお、本事件は後に示談が成立)。

しかし、まるでDr.コトーのように司法過疎地において年間数百件もの案件を受任して人権擁護のために奮闘するスタッフ弁護士を見ていると、なんだか沖縄の離島のような法律家の少ない地域で仕事したくなってきたわ。

え?宮古島に法テラスあるの?

弁護士になって、40代後半になっても独身だったら移住しようかなぁ。

『日本人の9割が知らない遺伝の真実』安藤寿康


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ベストセラーになった『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』と同様、知能は遺伝するのかといった趣旨の本。

大谷翔平なんかを見ていても思うけど、体格(体力)だけではなく知能も遺伝するのは当然と言えば当然なんだけど、ある程度年を取ってからの方が色々な環境にさらされた結果、遺伝の影響が出やすいって言うのにはなんだか納得がいったわ。

才能があるかどうかなんて実際にやってみないと分からないところもあるからな。

ひょっとすると、僕にも油絵やピアノの才能があるかもしれん。

それにしても、日本人は集団生活を重んじる一方、偏差値とかIQとかで人と差別化する話が本当に好きだよな。

『難しいことはわかりませんが、マンガで英語が話せる方法を教えてください!』スティーブ・ソレイシィ、大橋弘祐


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和菓子屋の跡取り娘であるさやかは外国人客の対応に四苦八苦していたが、ある日店を訪れた外国人英語講師から英会話を学ぶようになり、やがて海外にまで進出するようになる。

本書では、学校で習うややこしい英作文ではなく、使い回しの利く「May I~?」や「Would you~?」などのシンプルな表現を用いて外国人とコミュニケーションを取ることの重要性を説いている。

色々な国を旅して現地の人とコミュニケーションを取っていると、シンプルな表現の方が伝わりやすいと感じるが(特に非英語圏の場合)、英語上級者だからこそシンプルな表現がサラッと出てくるというのもあるんだよな(日本語が上手い人の方が相手に分かりやすく説明できるのと同じ論理)。

大学を卒業したばかりの頃、TOEICが900点以上あっても英語がロクに話せず、オーストラリアで生活して、かつオンライン英会話レッスンを毎日受けてようやく英語脳が開通した僕にとっては納得のいく話でした。

『基本刑法I 総論』大塚裕史、十河太朗、塩谷毅、豊田兼彦


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非常に読みやすくて面白い刑法の基本書で、続編の各論と合わせて一気に読んでしまった。

司法試験の受験生はもちろん、これから刑法を学ぶ方にも是非。