LCCピーチの格安飛行機(新年セール)を利用して大阪(関空)から沖縄(那覇)へ

Peach(ピーチ)航空機

那覇は都会のイメージがあって沖縄の素朴な離島が好きな僕は今まで敬遠していたのだが、LCC(格安航空会社)のPeach(ピーチ)が新年のセールをやっていて、2,990円という破格の安さで関西国際空港(関空)から那覇空港までの航空券が手に入ったので、せっかくの機会に今まで訪れたことがなかった那覇を訪れることにした。

税金・空港使用料(410円)、ファストシート座席指定(1,300円)、受託手荷物(1,800円)、支払手数料(440円)を入れるとチケット料金は合計で6,940円となるが、座席指定と受託手荷物がなければ4,000円以下で関空から那覇に行けるというのは破格の安さである。

今回の沖縄訪問の目的は、那覇周辺を観光することと、沖縄本島南部にある世界遺産の斎場御嶽(せーふぁうたき)、そして「神の島」と呼ばれる久高島に行くことだ。

僕が住んでいる高槻市からは関空行きのリムジンバスが出ていないので、バスで関空に向かう場合は隣の茨木市まで行かなければならない。バスはJR茨木駅、阪急茨木市駅のどちらからでも乗ることが出来る。僕はいつも近い方のJR茨木駅を利用している。

JR茨木駅の東口を降りたところにバス乗り場があり、関空行きのリムジンバスは一番手前のバス停から発車する。券売機はなく、バス会社のスタッフが立っているので料金を支払ってチケットを購入すれば良い(時間帯によってはスタッフがおらず、バスの運転手からチケットを購入する)。チケットは片道で2,050円、14日間有効の往復券であれば3,100円だ。今回は珍しく1週間の短期旅行なので往復券を購入した。

JR茨木駅の関空行きリムジンバス乗り場

JR茨木駅の関空行きリムジンバス乗り場

関空行きリムジンバスからの風景

関空行きリムジンバスからの風景

JR茨木駅から関空までは約1時間30分。第2ターミナルに到着し、ピーチの自動チェックイン機を利用してチェックインする。予約時に受け取ったバーコードを機械にかざすだけなので簡単だ。機械から出てきた搭乗券を持ってカウンターで荷物を預ける。

関空第2ターミナル

関空第2ターミナル

荷物を預けた後、出発・保安検査場を通って出発ロビーで待機する。この日は余裕を持って早めのバスに乗ったこともあり、出発時刻の午後2時5分までは大分時間があった。

丁度お昼時でお腹が空いていたので、関空第2ターミナル出発ロビーにあるレストラン「SORATERIA(ソラテリア)」で食事をすることにした。オーダーしたのは四元豚カツカレー。値段は1,150円と若干高めの空港価格だ。味は普通に美味しいが、いかにも空港で食べる手の込んでいないカレーと言った感じである。

「SORATERIA(ソラテリア)」外観

「SORATERIA(ソラテリア)」外観

「SORATERIA」の四元豚カツカレー

「SORATERIA」の四元豚カツカレー

空腹が満たされたところで、ロビーの椅子に座って出発の時を待つ。ピーチではAとFの窓際の座席が最初に案内されるので、窓際の座席であればそれほど並ぶこともなく早めに座ることが出来る。また、僕は最前列(一列目)のファストシートが好きなので、ピーチに乗る際は空いていたら座席指定料金の1,300円を支払ってファストシートの1Aに座るようにしている。

ファストシートは足元が広く、荷物も優先的に受け取れる(必ずしも優先されるわけではないらしい)ので、LCCと言えど、少しでも優雅な気分を味わいたい人にはおすすめだ。

関空第2ターミナルの出発ロビー

関空第2ターミナルの出発ロビー

Peach(ピーチ)航空機

Peach(ピーチ)航空機

関空から那覇までは通常約2時間のフライトだ。関空を出発して那覇空港に到着したのは午後4時半頃だった。ピーチは那覇空港のLCCターミナルに到着するが、このLCCターミナルが結構面倒くさい。

那覇空港のLCCターミナル

那覇空港のLCCターミナル

到着すると古くさい倉庫のような手荷物受取所があるのだが、最前列の座席だったこともあり一番に到着して荷物を受け取ろうと待っていたところ、「手荷物は到着ロビーでお渡しします」といった旨のアナウンスがあり、それを聞いて手荷物受取所(ロビーには全く見えない)を通り過ぎる人がおり、またそもそも預け入れ手荷物がなくてそのまま外に出る人も多かったので、それにつられた僕はつい周りのみんなと一緒になって手荷物受取所の外に出てしまった。

一度手荷物受取所の外に出るともう後戻り出来ない。手荷物を受け取る人が全ていなくなってから、スタッフが手荷物を外に持ってきてくれるのを待っていなければならない。結局、一番最後の方に手荷物を受け取る羽目になってしまった。Fast Bag(優先手荷物受け取り)のタグが虚しくスーツケースにぶら下がっている。

那覇空港のLCCターミナルからは、国内線ターミナルまで専用のシャトルバスで移動しなければならない。こちらはかなりの行列が出来ており、荷物を受け取るのに手間取ったこともあって20分ほど待たされた。

今回は最終目的地が那覇で急いでいなかったため問題はないのだが、那覇空港で乗り継ぎする人は、LCCターミナルから国内線ターミナルまでの移動にかなりの時間を取られるので気をつけた方が良い。

那覇空港のLCCターミナルでは外国人の姿も多く目にした。中国語を話す人たちに囲まれながら満員のシャトルバスで国内線ターミナルへと移動し、そこから那覇市松山にあるホテルまでタクシーで移動することにした。那覇空港から市街地までのタクシー料金は1,500円程度だった。沖縄都市モノレール(ゆいレール)を利用すれば安く行けるだろうが、今回は初めての那覇ということもあり、地理に詳しくないのでタクシーを利用することにした。

午後6時前になっても那覇の空はまだ明るい。フレンドリーなタクシーの運転手と話しながら、ホテルへと向かう。