【宮古島】やっぱり居酒屋・南楽のおまかせコース料理は1人旅には最高だ!

ミーバイのソテー

宮古島に来ると、必ず一度は「南楽(なんらく)」という居酒屋を訪れる。

「南楽」では、普通の居酒屋のように一品料理もあるのだが、1人で訪れると予算に応じておまかせのコース料理を提供してくれる。

そもそも宮古島では1人で居酒屋に入りづらいし、仮に入れたとしても1~2品くらいの味の濃い料理ですぐにお腹がいっぱいになってしまうので、色々な料理を少しずつ食べられるのは有り難い。

「南楽」の店内は広々としているがカウンター席はこぢんまりとしており、以前はカウンター席も3人まで座ることができたが今はお酒の瓶などが占領していて2人が座るのがやっとのようである。

この日は3,000円で料理を作ってもらった。

前菜のもずく酢とタコ

前菜のもずく酢とタコ

ここのオーナーが作る料理は怖い顔とは裏腹に驚くほど繊細で、かつ味も抜群に美味しい。

Primer Plato(一皿目)の料理

Primer Plato(一皿目)の料理

塩でいただくカツオやアーサの天ぷら、もずくに海ぶどうや宮古牛の刺身など、宮古島の食材をふんだんに使った料理がまるでフランス料理のコースのように上品に盛り付けられている。

Segundo Plato(二皿目)の料理

Segundo Plato(二皿目)の料理

二皿目を食べているところで結構お腹が膨れてきたのだが、最後に締め料理と呼ぶにはあまりにも豪勢なミーバイのバターソテーが出てきた。

ミーバイのソテー

ミーバイのソテー

ミーバイとは沖縄で言うハタ科の魚のことである。

今回は1度目に「南楽」を訪れた際に予約がいっぱいで入ることができなかったため、どうやらサービスしてくれたらしい。

白身魚には上品な味付けが施されており、以前に「ザ・リッツ・カールトン大阪」で食べた金目鯛の煮付けをも超える美味しさだった。

ミーバイにバターソース、そして付け合わせのパイナップルにキャベツ、アサリと、一流料理人の手によって全ての素材が絶妙なハーモニーでマッチしている。

このマッチ具合はあのマッチ・ドットコムさえも凌駕している。

しかし、宮古島もそれほど物価は安くないのに、3,000円でこれだけの料理を提供してくれると原価割れしているのではないかと不安になってしまう。

生ビールと生搾りシークヮーサーサワーを飲んでお会計は4,400円と、満足度に比べると驚くほど安い。

年にせいぜい数回しか訪れることができないのが残念だが、また宮古島滞在中にはちょくちょく足を運びたいと思う。