パイナガマビーチまで散歩してランチに冷麺を食す

パイナガマビーチ。対岸には伊良部島が見える

天気が良かったので、お昼時にパイナガマビーチまでランチがてら散歩してきた。

おはながきれい

おはながきれい

パイナガマビーチは平良の市街地から1kmくらいで、市街地から歩いて行けるビーチといえばここくらいである。

パイ・パイ・パーク

パイ・パイ・パーク

パイナガマビーチの手前に、以前はなかった(多分)「パイナガマビーチクラブ」ができていた。

パイナガマビーチクラブ

パイナガマビーチクラブ

中は海が見えるカフェになっているようで、せっかくなのでここでランチをいただくことに。

ネットで調べて知ったのだが、どうやらこの建物内にある「宮古冷麺」はロバート馬場が今年オープンしたお店らしい。

「ロバート馬場って誰やねん」と思ったが、宮古島ではお馴染みの吉本の芸人らしい。

食事メニューは冷麺しかないらしく、冷麺は特に好きではないし値段が1,200円と宮古そばの2倍の値段なので少し躊躇したのだが、せっかくなのでいただくことにした。

冷麺。無料のおにぎりもいただいた

冷麺。無料のおにぎりもいただいた

冷麺の上に海ぶどう(クビレズタという海藻)がふんだんに乗っており、海ぶどうをかき分けるとマヨネーズで和えたなまり節(いわゆるツナマヨ)の固まりが姿を現した。

なまり節。カツオ漁が盛んな伊良部島の名物である

なまり節。カツオ漁が盛んな伊良部島の名物である

スープはあっさり味で麺は歯ごたえがあり、海ぶどうもカツオも好きなので美味しいと言えば美味しい。

しかし、1,200円出してまでまた食べたいかと言われると微妙である。

「パイナガマビーチクラブ」の建物内は海沿いのお洒落なカフェと言った雰囲気で、窓際には海を望めるカウンター席が並んでいる。

店内からはパイナガマビーチが見える

店内からはパイナガマビーチが見える

音楽はヒップホップが大音量で流れており、店員はギャル風(おそらくはリゾートバイトだろう)でざっくばらんな対応と、なんだかパーリーピーポー的な湘南などを思わせる雰囲気である。

僕なんかは、せっかくの宮古島で癒されたいのでピアノ音楽や沖縄らしい「島唄」なんかを波音が聞こえる音量で流しておいて欲しいのだが、「経営者は本当に宮古島が好きなのだろうか?それとも、クラブ的なノリが好きな宮古島出身の人なのだろうか?」などと言った疑問が湧いてくる。

久しぶりの晴天だったので、食後にはファミマでコーヒーを買ってパイナガマビーチで過ごすことにした。

パイナガマビーチ沿いに海が見えるカフェがあったら良いと以前から思っていたものの、そもそもパイナガマビーチには石段があって座れるので、晴れた日には向かいのファミマで買い物をしてピクニック気分でビーチで過ごせば十分とも言える。

真夏の陽気の中ホットコーヒー片手に眺めるビーチも格別である

真夏の陽気の中ホットコーヒー片手に眺めるビーチも格別である

この日は晴天ということもあってか、パイナガマビーチではたくさんの人が思い思いに時を過ごしていた。

パイナガマビーチ。対岸には伊良部島が見える

パイナガマビーチ。対岸には伊良部島が見える

僕が腰掛けている石段の隣には、アルコール度数9%の「ストロングゼロ」の500ml缶を横に置いて、完全に寝ているおじさんがいた。

宮古島ではよく見る光景だが、ピクリとも動かないので寝ているのか倒れているのか判別が付かない。

深夜まで飲んで「ストロングゼロ」を飲んだ後に行き倒れたのだろうか、それとも夜勤明けに「ストロングゼロ」を飲んで行き倒れたのだろうか。

夜中ならともかく直射日光が照りつける石段の日なたに横たわっているので、アルコールによる脱水症状から熱中症にならないか心配である。

もうお昼の1時過ぎなので完全に意識を失っているのではないかと心配になって注視していたのだが、目が覚めたのかようやく寝返りを打ってまた腕を枕にして寝始めたので大丈夫そうだ。

傍らにはいつでも盗めそうなiPhoneが無造作に置かれていて日本の治安の高さを再認識させられたが、仮に中国人の団体観光客が通り過ぎたらどんな反応をするのか見てみたいと思った(※海外のホテルで朝食のビュッフェ時にテーブルに部屋の鍵を置いていたら中国人に普通に持って帰られたことがある)。

倒れているおじさんの反対側には、まるでここがヨーロッパの港町であるかのように白人の女性が優雅に時を過ごしており、この日はパイナガマもバラエティ豊かである。

それはともかく、やっぱり晴れた日のビーチは良いもので、すっかりと心が癒された。