令和4年(2022年)11月20日(日)に実施された賃貸不動産経営管理士試験を受験してきました。
受験後に各予備校のサイトで自己採点をした結果、50問中35~37問の正解でした(予備校によって解答に差があり)。
現行の試験になって以降、合格点は2020年が34点、2021年が40点です。
昨年の合格点が8割の40点とかなり簡単だったようで今年は難化も予想されていたようですが、試験後にSNSをチェックしてみた結果、予想をはるかに超えて難化していたようです(笑)。
個数問題(「正しいものはいくつあるか」という問題)が13問とやたら多く、過去問学習もあまり通用しませんでした。
私はスタディングのオンライン講座に加え、『みんなが欲しかった!』のテキストおよび問題集を2回ずつ繰り返して去年の水準であれば最低でも8割は取れるように準備をしていたのですが、残念ながら合格が確実とは言えない状況です。
出典:amazon.co.jp
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ただ、試験問題の難化や受験生の阿鼻叫喚を考えると、合格点は20点台になる可能性は低くても35点を超えることはないんじゃないかなぁ・・・と、希望的観測を込めて勝手に予想しています。
私は大阪で受験したのですが、試験会場は南港にある大阪アカデミアでした。
資格試験を大阪アカデミアで受けるのは今回が初めてでしたが、なんでこんな通いづらい辺鄙な場所にしたんでしょうね。
梅田でも百歩譲って難波でもなく、大阪の主要大学でもなく、南港。
13,200円と高い受験料を支払っているにもかかわらず、ザ・ナンコウ。
当日の試験開始は13時で12時半集合だったので、現地でランチでも取ろうかと早めに出発しました。
JR高槻駅を出発して大阪駅で環状線に乗り換え(ちなみに、私は大阪環状線が嫌いです)、弁天町駅で地下鉄の中央線に乗り換え、コスモスクエア駅で降ります。
南港は去年ATCにある大塚家具に事務所の家具を買いに来たとき以来ですが、コスモスクエア駅周辺は人工的かつ殺風景な街並みで、車がないと移動しづらい場所です。
コスモスクエア駅から大阪アカデミアまでは無料のバスが出ています。
事前に調べておいたコスモスクエア駅にあるカフェでランチを取ろうと思ったのですが、日曜日にもかかわらずなぜか閉店しており、周囲に飲食店らしきものはなさそうだったのでひとまずバスで大阪アカデミアに向かうことにしました。
大阪アカデミアには11時過ぎに到着。
12時半の集合まではまだまだ時間があるのでランチを取ろうとしたのですが、大阪アカデミア内にあるコンビニもなぜか閉店していました。
日曜日にもかかわらず、あなたたちはキリスト教徒なのですか。
大阪アカデミア内にもその周辺にも飲食店らしきものは見当たらず(インテックス大阪まで行ったらあるかも)、結局、歩いて数分のところにあるファミリーマートを利用しました。
最後の1つのおにぎりだったスパムおにぎり(沖縄か!)とファミチキを購入して、外の雨で湿ったコンクリートに腰を下ろしてようやくありつけた食事にかぶりつきました。
近くには老人保健施設があり、徒歩圏内に何もないこんな無機質なところで人生の最後を過ごすのはなんだか嫌だなぁ・・・という思いが湧いてきました。
ロンドンを思わせる鉛色の空の下、落ち葉に囲まれてひとりおにぎりを頬張りながらそんなことを考えていると、涙がこぼれそうになりました。
食事を済ませ、12時前に会場に入場。
前日までに予定していた学習を終了していたこともありますが、この日は低気圧で気分が優れずテキストを開く気も起きなかったので、試験の開始まで会場内で小説を読んでいました。
(立地はともかく)大阪アカデミアは会場自体は悪くはなく、室内には2人がけの座席が余裕を持って並べられていました。
賃貸不動産経営管理士試験の受験者層は男女問わず中年が多い印象でしたが、不動産業も多いのか意外とスーツの人を見かけましたね。
自分の座席で小説を読んでいたところ隣に男性がやってきたのですが、「そこまで穴が開くか」というくらいボロボロのジーンズ、ノーマスク、おまけに何か変な匂いがして、こいつはちょっとやばいと思いました。
受験票には当日朝の体温を計って記入する欄があるにもかかわらず、記入していないのを試験監督員に指摘されると、「計ってないけど多分大丈夫だと思います」。
さらに、試験監督員にノーマスクを指摘されると、「マスクありますけど」。
受験票読めよ。
「これは試験が始まったら隣のおっさん絶対うるさいなぁ」と覚悟をしていたのですが、試験が始まった途端、びっくりするくらいに静かになりました。
体制に反抗しているだけで思ったよりも他者を気遣える人なのか、あるいは試験が難しすぎて固まってしまった可能性もあります。
賃貸不動産経営管理士試験は、2時間(13時~15時)で50問のマークシート方式の問題を解くことになります。
前述の通り難易度は高くやや面食らったものの、知らないところは考えても分からないので、サクサク解いて45分程度で1回目の解答終了。
2回目は1時間程度かけてじっくりと全肢を見直しましたが、1回目のスピードを上げて直感を駆使して解いたのと結局のところ解答はさほど変わらないんですよね。
15分程度を残して、解答は無事に終了しました。
私は司法書士ということもあって民法の問題が多く出題されるのを期待していたのですが、思ったよりも民法の問題は少なく、過去問とも違う実務寄りの問題が多いのかな?と感じました。
ただ、最近は仕事がそれなりに忙しい中で、かつ予備試験の勉強の合間にやったにしては、7割取れたので個人的には満足しています。
試験後は会場前でコスモスクエア駅行きのバスが待機していましたが、久しぶりに南港に来たので、ATCにある大塚家具に立ち寄ってから帰ることにしました。
大塚家具で185万円のソファに座って眠りに落ちそうになり、家族連れで賑わうATC内のカフェでコーヒーを飲んでリフレッシュしてから帰宅。
ところが、JR神戸線の住吉駅で人身事故があった影響でJR京都線にも遅れが出て、高槻に向かう普通列車は散々待たされた挙げ句にぎゅうぎゅう詰めという悲惨な状態でした。
なんだかあまりスカッとしない1日でしたが、試験の出来が悪くなかったことだけが救いです。
受験された皆様、お疲れ様でした。
仮に落ちたとしても来年は絶対に受けんからな。