第25回高槻シティハーフマラソン(2017年1月22日開催)に参加

高槻シティハーフマラソンのコース

第25回高槻シティハーフマラソンに参加してきた。高槻にはもうかれこれ30年近く住んでいるが、今回が初めての参加となる。

高槻シティハーフマラソンにはハーフ(21.0975km)の他に10km、5km、2.7kmがあり、参加人数は合計で約8,000人。ハーフマラソンの参加者は4,800人ほどだ。それぞれ制限時間があり、ハーフの制限時間は2時間35分と、前回参加した宮古島マラソンのタイムが2時間20分ちょいだった僕にとってはなかなか厳しい。

高槻シティハーフマラソンのコースは以下の通りだ。
高槻市立陸上競技場→次郎四郎橋→大塚3丁目→淀川(道鵜町)→大塚3丁目→次郎四郎橋→第3中学校→ゴール

大会当日の空は雨模様。時折小雨がぱらつく中、集合場所およびスタート地点である高槻市立陸上競技場へと向かう。家からJR高槻駅までは徒歩、JR高槻駅からは南口で待機している無料の送迎バスに乗って会場へと向かう。

JR高槻駅無料送迎バス乗り場

JR高槻駅無料送迎バス乗り場

満員のバスに10分ほど揺られ、高槻市立陸上競技場に到着した。大阪マラソンや東京マラソンに比べると遙かに少ないだろうが、会場はかなりの人混みだ。会場では食べ物の屋台が多く出ており、お祭り気分を味わえる。

高槻シティハーフマラソンの会場

高槻シティハーフマラソンの会場

高槻シティハーフマラソン会場の屋台

高槻シティハーフマラソン会場の屋台

受付で自宅宛に届いた参加はがきと引き替えに参加賞やゼッケンなどを受け取る。参加賞は高槻市のマスコットキャラクター「はにたん」のイラストが入ったウエストポーチ、そして高槻市に本社があるサンスターの歯ブラシと歯磨き粉だ。

高槻シティハーフマラソンの参加賞

高槻シティハーフマラソンの参加賞

高槻市立陸上競技場の隣にある高槻市立総合体育館の中が更衣室となっている。この日はかなり寒くて雨が降りそうだったので、いつも通りウィンドブレーカーを着て走ろうかどうか迷ったのだが、気持ちでは負けられないと思い、結局ランニング用のハーフパンツとTシャツで走ることにした。

ハーフマラソンの出発時刻は午前10時20分。目標タイムごとに分かれて列に並ぶ。今回の目標タイムは2時間10分以内だったので、「2時間10分以内で走る人」の列に並んだ。かなり後ろの方だ。出発時は雨こそ降っていなかったものの、ハーフパンツとTシャツということもありかなり冷える。軽くストレッチをしながら出発の時を待つ。いよいよ2017年の初マラソンがスタートだ。

高槻シティハーフマラソンの会場(高槻市立陸上競技場)

高槻シティハーフマラソンの会場(高槻市立陸上競技場)

ハーフのスタート地点

ハーフのスタート地点

スタート直後はかなりの団子状態となり、普段走っているときよりも遅いペース(1km6分超)で周りの人たちに合わせて走る。寒さのせいだろうか、スタート直後から右足が痛む。以前参加した宮古島マラソンではスタート直後に周りの人たちを抜かして行って後半かなりペースダウンしたこともあり、しばらく様子を見ながらゆっくりと走ることにした。最悪なことに、スタートして早々ウォークマンのバッテリーが切れて音楽が聞こえなくなった。無音状態で走るのには慣れていない。右足は痛むし、先行きが不安だ。

しばらく団子状態で走っていると、大会ゲストのエリック・ワイナイナが市民ランナーたちの間を抜け颯爽と走っていった。抜き際にランナーの肩をポンと叩いて激励している。エリックはすごい筋肉で軽々と走り去って行き、残念ながら触れ合うことは出来なかった。

5kmほど走ると身体が温まってきて、足の痛みも気にならなくなってきた。高槻シティハーフマラソンのコースは高低差もほとんどなく、とても走りやすい。淀川沿いをひたすら北に進み、順調に折り返し地点まで来ることが出来た。

高槻シティハーフマラソンのコース

高槻シティハーフマラソンのコース

淀川沿いを北に進む

淀川沿いを北に進む

折り返し地点までは平均すると1kmあたり6分を少し越えるいつもより遅いペースで走っているのでかなり余裕がある。このままのペースだと目標タイムの2時間10分以内が微妙だったので、折り返し地点から若干ペースを上げることにした。

途中給水地点がいくつかあったが、若干トイレに行きたかったのと寒くてそれほど汗をかかなかったこともあり、給水せずに走り続けることにした。

折り返し地点を過ぎて少しすると、かなりの雨が降ってきた。かじかむ手をこすりながら走り続ける。15km地点を越えたあたりで足の太ももが痛くなり疲労感に襲われたが、走れなくなるほどではなかった。この寒さの中、いったん歩いてしまうともう走れなくなりそうだ。

2回目のハーフマラソンでまだ距離感がつかめていないこともあるが、15kmあたりからはとにかく1kmが長く感じた。疲労もあって最後の5kmはペースを上げることが出来なかったものの、なんとか1km6分程度のペースを維持してゴールまでたどり着く事が出来た。

結果、公式記録は2時間10分台、ネットタイムは2時間6分台だ。公式記録はスタートの合図があってからゴール地点までの記録、ネットタイムは自分がスタート地点を通過してからゴール地点までの記録だ。後ろの方に並んでいると、スタートの合図があってから自分がスタート地点を通過するまでは数分かかることもあるので、ネットタイムが正確なタイムだと思って良いだろう。平均すると1km約6分のペースで、ネットタイムではなんとか目標の2時間10分を切ることが出来た。

高槻シティハーフマラソンは制限時間が2時間35分ということもあり、普段それなりに走り込んでいる人たちが多く参加しているようで、残念ながら順位は後ろから数えた方が早かった。

結局最後まで給水することはなかった。冬のハーフマラソンでは余程喉が渇かない限り給水しない方が順調に走れるようだ。ゴール地点を通り過ぎ、無料で配っているスポーツ飲料のVAAMを飲み干してバナナを食べる。

雨が降る中、陸上競技場の北側約500メートルにあるゴール地点から陸上競技場へと戻り、完走証を受け取ってから更衣室で着替えた後、屋台でうどん、みたらし団子、フランクフルトを食べ、コーヒーを飲んで身体を温めてから家路につくことにした。帰る頃には雨もすっかり上がっていた。

高槻シティハーフマラソンの完走証

高槻シティハーフマラソンの完走証

初めての高槻シティハーフマラソン。宮古島マラソンに続き2回目のハーフマラソンへの参加となったが、前回とは異なり途中で歩くこともなく無事に走り続けて完走することが出来た。次はハーフマラソン2時間切り、そしてフルマラソン完走を目標にトレーニングしたい。