11月の下旬から約2年ぶりに宮古島を訪れることになった。
11月20日に賃貸不動産経営管理士試験があるので、それが終わってから3週間ほど滞在する予定。
宮古島は11月頃に訪れ、宮古ブルーと呼ばれる美しい海を眺めながら食べ飲み歩きをして1年の疲れを癒すと共に、自然の中で原点に立ち返り今後の方向性を考えるのが毎年の恒例行事となっている。
2014年から毎年のように訪れていたものの、去年(2021年)は旅行計画を立てる時期にコロナ禍で沖縄にも緊急事態宣言が出ていて、かつ司法書士事務所の開業準備で資金的にもスケジュール的にも余裕がなかったのでやむなく断念することになった。
僕は9月から10月初めの頃の夏の終わりの気候と雰囲気が好きなのだが、南国・宮古島の11月は大阪で言えば夏の終わりのような感じで、夏に比べると観光客も少なくて過ごしやすい。
若い頃のように海外に住みたいと思わなくなったのも、大阪にいると2時間程度でいつでも沖縄に行けて、世界有数の美しい海に囲まれてのんびりと過ごすことができるからである。
オフシーズンの11月は旅行費用も安く、今回はANAの航空券が往復で約2万5,000円、ホテルが21泊で7万3,170円(1泊あたり約3,500円)で、航空券とホテル合わせて約3週間の滞在で10万円以内に収まった。
まるでヨーロッパ行きの片道航空券のような値段である。
しかし、宮古島も昔は月数万円程度で滞在できるマンションなどの宿泊施設がそれなりにあったように思うのだが、知名度が上がった今では宿泊施設の値段は軒並み上がっているように思う。
今では、相部屋のゲストハウスなどを除いて1泊5,000円を切る宿泊施設を探す方が難しい。
コロナ禍が始まる前は宮古島も海外の富裕層を見込んでか高級ホテルを次々に建てていたけれど、コロナ禍で客がいなくなったんじゃなかったのか。
僕が宮古島での滞在によく利用していた市街地にあるデザイナーズマンションも、かつてはこの時期なら1泊5,000~7,000円程度で滞在できたのだが、方針転換したのか内装がゴージャスになって1泊2万円と完全にセレブ向けになったようだ(笑)。
1泊2万円なんてカップルや家族で1週間滞在するとかなら良いかもしれないが、1ヶ月滞在すると60万円になり、ひとりで滞在するには予算オーバーもいいところである。
どうも、宮古島はリゾート化でどんどん暮らしにくくなっていくようだ。
そんなわけで、今回は「ホテルしおんの海」という市街地中心部から2kmほど離れたところにあるモーテルタイプの新しくて安いホテルを見つけたのでそこに滞在することにした。
旅行中も仕事や勉強をするのでゲストハウスや相部屋などは論外なのだが、清潔な個室、ベッド、作業用のテーブルにWi-Fi、シャワーとトイレがあれば男のひとり旅なんて十分である。
料金はツインルームで1泊3500円と激安とも思える。
開業したばかりの司法書士事務所はまだ赤字だし家賃負担が重くのしかかっているので、今回のホテルはほとんど値段だけで選んだのだが、他のホテルに比べてこれだけ安いと何か裏があるのではないかと疑いたくなる。
航空券とホテルを除いた3週間滞在した場合の生活費は、1日5,000円で計算すると10万円ちょい、1日7,000円で計算すると14万円ちょいになる。
宮古島では食べ飲み歩きが欠かせないので食費(と酒代)はケチりたくない部分なのだが、平均して1日7,000円使っても航空券とホテルを合わせて約3週間で25万円ほどで、海外旅行に比べると安く感じる。
金額を気にしない富裕層(成金?)的なバケーションにも憧れるが、旅行好きとしては予算を計算して計画を立てるのが地味に楽しい(笑)。
あー、やっぱり旅行は良いわ。
こうして旅行計画を立てているだけで、このコロナ禍の3年間ですっかり病んだ心がウキウキしてきたよ。
2021年はコロナ感染が拡大していたし、宮古島の知り合いもそうだけど、2年くらい顔を合わせていない人も多いもんなぁ。
アラフォーともなると2年なんてあっという間だけど、気が付けばすぐに50歳、60歳になっているんだろうな。
人生の儚さを感じずにはいられないよ。
エリコさんは元気かなぁ。
宮古島、楽しみだなぁ。