私は仕事をしながら予備試験の勉強をしているので合格までは数年かかっても良いと思っていたのですが、最近は自分の中の多動が発動しているのか大学院に通ってMBA(経営学修士)を勉強したいという思いが強くなってきたので、早く予備試験および司法試験に受かりたいと思うようになってきました。
しかし、予備試験は日本一難しい試験と言われているだけあって範囲も難易度も半端なく、勉強もなかなか進まずもどかしい気持ちにさせられます。
勉強を続けていると、人生はあまりにも短いように感じます。
「時間がある若い頃にもっと勉強しておけば良かった」とも思うのですが、学ぶのに遅いということは決してなく、いずれにせよ人生が有限である以上このような思いを抱くのは避けられませんし、「勉強は人生最大の暇つぶしである」と考えて下手に気負うことなく学びを続けていきたいと思っています。
さて、司法試験・予備試験の民事訴訟法の学習1回目が終了しました。
これまでと同じように、自分の備忘録も兼ねて、勉強方法やテキストなどを振り返りたいと思います。
私の予備試験の学習(1回目)の手順ですが、基本的には①司法書士試験の復習→②論文を書きながらメインテキストやその他の基本書を読み込むという流れになっています。
まずは司法書士試験において使用していた『オートマシステムプレミア』でざっと復習し、辰巳の『判例まんが本』や『伊藤真の民事訴訟法入門』で概要をサクッと理解しました。
出典:amazon.co.jp
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司法書士試験においては民事訴訟法はマイナー科目ですので『オートマシステム』を繰り返し読んでいるだけでも十分だったのですが、やはり法曹を目指す司法試験・予備試験においてはかなり難易度が上がるように思います。
私が論文式対策に使用しているのは『スタンダード100』で、1回目は問題を読んで考えながら、全ての模範解答を書き写しています。
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以前の科目までは司法試験の過去問を含めた全ての問題を解いていたのですが、司法試験の過去問は問題も解答も解説も長く、やたらと時間と取られますしモチベーションも上がりません。
考えてみると、予備試験の論文式試験が終わってから司法試験までは10ヶ月くらいあるので、司法試験の論文過去問はその間にやれば良いのではないかと思い、今回から司法試験の過去問はひとまず飛ばすことにしました。
兼業受験生だと勉強に割り当てることができる時間も限られていますからね。
論文をガリガリ書くのと並行して、メインのテキストとして同じくWセミナーの『逐条テキスト』を読み込んでいます。
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法律学習はまず何よりも条文であることを再認識させてくれる『逐条テキスト』、読みやすいし私は結構好きですね。
民事訴訟法は意外と手間取ったので他の基本書は読んでいないのですが、『判例百選』を事務所に置いていて気が向いた時に読んでいます。
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私は判例自体を読むのは結構好きなのですが、『判例百選』は学者の解説が長ったらしく、かつサイズも大きいのであまり開く気にならないのがネックです。
ただ、条文と並んで判例の知識は欠かせませんので、Kindle版(電子書籍版)などの利用も考慮に入れながら、判例学習も進めて行きたいと思います。
それから今回は読んでいないのですが、司法書士試験の時に繰り返し読んでいた木山弁護士による『小説で読む民事訴訟法』は初学者の方が民事訴訟法を理解する上でとてもおすすめなので、まだ読んでいない方は是非。
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以上、民事訴訟法の勉強方法と使用テキストの振り返りでした。
現在は行政法の勉強を進めていますが、来年7月の受験までに2,000時間を目標に(最低でも1,000時間)、涼しくなる秋に向けてペースアップできるように頑張ります。
おまけ
予備試験の受験生のみに配布される六法『司法試験予備試験用法文』を入手しました。

司法試験予備試験用法文(令和3年度)
本番において初見で驚かないためにも購入したのですが、紙質も良く、文字も見やすく条文以外に無駄な情報が書かれていないので使いやすいです。
私はヤフオクで、最新版ではなく安かった令和3年度(1年前)のものを1,200円(送料別)で落札しました。
慣れるのが主な目的ですし、大きな改正がなければ少し前のものでも問題ないかと思います。
『司法試験予備試験用法文』は試験後にオークションサイトに出品されることが多いと思いますので、興味がある方は手に入れてみてはいかがでしょうか。